エレキギターのイントロから始まる印象的な楽曲です。
恋愛を題材に、自分の好きな人から一番に大事にされていないことに心が揺らぎます。
自分の気持ちに素直になれず、ぐっとこられる気持ちを絶妙に表現しています。
甘い声で歌うAメロ、高音が綺麗なサビ。ぜひ歌詞との対比をお楽しみください。
歌詞に迫る
愛してると呟いたのは
おやすみを残した余韻へ宛てて
中身のない交尾になんて
元より意味なんてなくて
自分と彼が心で繋がっていないことを意味していますね。
自分だけが独りよがりで、彼への気持ちが心に渦巻きます。
彼の記憶が消えない限り
貴方の全てを探ろうとしてしまう
貴方の全てを知ったとしても
私は孤独に縋りついてしまう
彼は昔の恋人で、貴方は今目の前にいる好きな人なのでしょうか。
貴方を知って、例え全てを知っても、満足できないのです。
愛しているの 永遠を望むくらい
抱えきれない想いを渡して
貴方を悲しませたくないの
1番になれない私なんて要らない
永遠を望むとは、生涯一緒にいたいという意味に捉えられますね。
自分だけを見て、自分だけを愛してほしい、そんな切実な気持ちが表れています。
愛していた と呟いたのは
貴方を不幸にしたくなかったから
幸せを冷凍保存したまま
溶かしてしまいたくはなかったの
まだ彼を愛している、だけど本心を今目の前の好きな人には言えません。
未練があると知ったら、きっと悲しむからでしょう。
幸せの冷凍保存とは、過去の幸せだった記憶が変わらないでいてほしいという願望からですね。
朝の記憶が消えない限り
貴方を同じ様に疑ってしまう
会えない日が続くだけで
自分を消してしまいたくなる
朝の記憶とは何でしょうか。おそらく中身のない後尾のことを指しています。
両思いでお互いを思い合っているわけではないと感じてしまった。
その気持ちが、過去の彼とリンクして目の前の好きな人をも疑ってしまいます。
会えない時間、他の人に会っていたらどうしよう。
私だけではないのだろうか・・・と。
愛していたの 何も要らなくなる程
貴方の脳裏に潜む他の影全て
探って揉み消してしまいたいくらい
唯一になれない私なんて要らない
脳裏に潜む他の影とは、自分以外の女性のことでしょうか。
唯一の私でいたいだけなのに、それ以外なら自分なんていらないと思えるほどです。
愛しているの 神様に願うくらい
終わりに向かう道で目を閉じて
先の見えない貴方との将来の
続きに 永遠 と名付けたかった
終わりに向かう道、永遠と名付けたかったという過去形の表現から、
この恋は自分の思った結末が待っていないと確信しているからですね。
自分の心の中での葛藤が読み取れます。
愛しているの 別れを告げた今も
ずっと好きだったなんて嘘だと知ってるの
貴方を信じれなかった私だけど
貴方は 唯一 私の存在理由 だったの
愛してたの 何も要らなくなる程に
結局別れを告げてしまいますが、好きで愛していたことは間違いありません。
最後まで彼を信じることができなかった自分がいますが、
それも含めて彼を通して自分の存在理由だったのでしょう。
最後に
このような恋の経験は誰しもあるのはないでしょうか。
相手を束縛してしまうくらいに強く想う気持ち。
私はこんなに愛しているのに、あなたは同じだけ愛してくれないの?と。
甘酸っぱい恋愛ソングをぜひご視聴ください。