バラード調の楽曲で、増田桜美さんの伸びやかでしなやかなボーカルが心に響きます。
自分の夢に向かって突き進む強い気持ちと、例え思った通りの結果ではなくても、
自分が納得できるかが大切と伝えてくれる楽曲。
そんな前向きで美しい歌詞です。夢に向かって頑張る全ての人たちへの応援ソング。
ピアノの音色とスケールの大きな世界観にぜひ引き込まれてみてください!
歌詞に迫る
部屋の窓から見る空に
流れてくいくつかの理想を
遠回りしても
その前髪を掴みたくて
手放せばそれだけの
新しい未来が訪れる
そう信じて置いていくよ
思い出たちを
”遠まりしてもその前髪を掴みたい”という表現から、
どんなことがあっても自分の夢を叶えたい!という強い気持ちが読み取れます。
夢を諦めれば、その分他の可能性もある、それでも
自分の思い出もおいて目の前の道を突き進むという思いが溢れています。
不安な心
煽る他人の差し出がましい言葉も
胸に届く 前に飛び立つよ
夢を追いかけて頑張る人に、時に世間は厳しく当たります。
周りに何かを言われても、自分の心に届く前に飛び立つ。
なんて素敵な一文なのでしょう。
こんなふうに強く前向きになれるといいですね。
描いていた
夢のそのままじゃなくても
憧れたこの場所で
雨雲を突き抜けて
きっとその姿は遠く離れていても
同じように輝く瞳
勇気づける光
眩しいほどに
思い描いていた夢の通りにではなくても、
自分の立ちたいと思った場所、憧れの場所で、自分らしく輝いていることを表現しています。
現実の厳しさ、何事も思ったようにいかないことを知りながらも
自分なりに夢を叶えようとする姿が眩しいですね。
入道雲が立ち昇る
美しさの中に宿した
激しい気流
まだその中に僕はいるのかな
歪んで見えない
鏡の中のもう一人の自分を
甘えてないか
目を凝らしてみる
遠くからはどんなに美しくみえる世界でも、渦中にいると嵐のように激しい状況もやってきます。
いつでも自分を叱咤激励しながらも、このままの自分でいいのか、もっと頑張れるのではないか、
自分に厳しくいることでこの嵐の中でも踏ん張れるのかもしれません。
願っていた
夢は形を変えてしまっても
「正解を決めるのは いつでも自分だよ」と
いつか 背中で教えてくれた人の
例えようのない孤独
今はなんとなく、わかるよ
痛くなるほどに
思い描いたままの夢とは違うことも現実にはあります。
同じく夢を追いかけ、苦難を乗り越えてきたけれど、
夢が願った通りではなかった人の言葉が胸に沁みます。
それは、自分が今その土俵に立って戦っているから共感できるようになったのですね。
”孤独”と表現していますが、まさしく夢を追う者は孤独を感じやすい傾向にもあります。
それは誰もが手にできるものやありふれたものではなく、手にすることが難しいからこその代償でもあります。
抱いていた
夢のそのままじゃなくても
憧れたこの場所で雨雲を突き抜けて
きっと その姿は遠く離れていても
同じように輝く瞳
勇気づける光
眩しいほどに
終わりなき この旅路を
駆け抜けていく 笑いながら
夢が叶うことも、例え叶ったとしてもこれで良し!とはいきません。
その旅路は終わることなく続きます。
それは自分がその土俵から降りるまでずっと。
そして、その旅路には歯を食いしばって進むのではなく、笑顔で駆けて行くというところが良いですね。
最後に
夢を追う人へのエールを込めたこの楽曲は、聴く人の背中をおしてくれます。
くじけそうになった時、夢を諦めそうになった時、もっと頑張りたいたい時、お守りのようなこの曲。
楽曲名の「Voyager」とは直訳すると”遠くへ旅をする人”。
まさに夢への旅路を示唆していますね。
自分の夢の味方になってくれるような、伸びやかな歌声と共に彼女の世界観をご堪能ください。