晴れた午後の陽だまりの中で聴きたくなるような穏やかで落ち着く楽曲です。
結唄花さんの柔らかく、かわいらしい歌声が心にじんわり染み渡ります。
光と影の対比、日常で感じることなどを歌詞にしています。
”うたをうたってく”というワードが何度か出てきますが、
ささやかながら誰かに寄り添いたいという気持ちでうたっているのだとわかります。
歌詞に迫る
開いたノートには書き溜めた言葉
いつからかそんな日々を生きてきた
そうやって歩いた日々の先で
あなたにあなたに出会えた
自分の気持ちを日記にして生きてきました。
ここで伝えたいのは、ただ日常を送ってきたわけではなく、
自分の気持ちに向きあって今日までやってきたという想いが伝わります。
そんなふうに自分を大事にして1日1日を生きてきた中で、大切な人に出会えました。
思いが夢が実を結ぶこの場所で
手と手を結んで
光になる
この街のどっかでまだ見ぬ涙
ぬぐえるような
うたをうたってく
この場所とは一体どこを指すのでしょうか。
大切な人と一緒に思いも夢も光となって実を結ぶ場所。
そして、この街で誰かが涙をしていたとしても、
そんな人に寄り添えるうたをうたっていきたいという素敵な一文ですね。
信号のように太陽と月のように
同じ場所同じ時光れなくても
それぞれの光消えやしないよ
どこかにどこかに届くよ
いつでもどこでも光輝くことはできません。
時には影になったり、輝きがなくなることもあるでしょう。
だけど、必ずどこかに届くはずです。
人間の人生も同じく、ずっと輝いて良い時ばかりが継続することはありません。
光ったり陰ったりを繰り返すのです。
僕と星 僕が影 そんなふうに思えても
綴ってきた声は
光っている
僕たちのほっぺを流れるラメに
気づけるような
うたうたいになる
相手が光っていて、自分はたとえ影でも構わない。
自分が今日まで生きてきた軌跡や、うたってきた歌は光っています。
”ほっぺを流れるラメ”とは涙を指します。
誰かの涙に気づけるうたうたいになりたいという意志を感じますね。
ぶら下がって欠けた月
にこっと笑って見えたの
これは気のせい? あぁ
どんな形どんな場所で どんな色の光
それぞれでも肩並べて
今日だけの光ここに残して
欠けた月でも笑ってみえたのは偶然でしょうか。
自分の気持ちが前向きで、ハッピーな証なのかもしれません。
様々なことが起こり、多くの人が同じ場所に生きています。
その中でも今しかない輝きを残したい。
最後に
優しく寄り添ってくれるような「光」という楽曲。
誰かの涙をぬぐえるような”うたいて”でいたいと歌詞に出てきますが、
結唄花さんのような歌い手さんはまさにそれを体現していますね。
彼女の生き方や優しさが溢れた歌詞に注目しながら、ぜひご視聴ください。