聴くと元気や勇気が湧いてくるウエダアオイさんの歌声はピカイチです!
そんな彼女の「くちびる」という楽曲をご紹介します。
前半は好きな彼への想いが溢れていますが、振られてしまったのか、後半は彼に対しての挑戦的な感情が出ています。
吹っ切れて、自分は新しい誰かと幸せを築くのだ!という強い意志が感じられます。
ぜひウエダアオイワールドをお楽しみください。
歌詞に迫る
君がいなくたって
僕は上手く笑えてるだろ
君がいなくたって
朝日は今日も眩しいだろ
君からの通知は今日も無いけれど
愛しさばかりは今日も残っている
好きな君がいないことや通知が来ないことは、
本来は寂しいし、気持ちも沈んでしまいますが、君を好きな気持ちの方が優って愛しさになります。
好きな人がいるとその人のことばかり考えてしまったり、うまくいかなくて辛いこともありますが、
心の中にいるその存在に助けられたり、勇気づけられたりもしますよね。
人を想う気持ちとは厄介な面もありますが、素晴らしいものです。
君がいなくたって
僕は上手く笑えてるだろ
君がいなくたって
僕が死ぬこともなかったよ
君からの通知なんてもう待ってないよ
愛しさなんてもう思い出にしちゃったよ
君がいないことが一時のことではなく、今後も自分に振り向いてくれないことを痛感します。
だからこそ、”君がいなくたって上手く笑えてるだろ”と強がってしまうのかもしれません。
強がっているのに、自分が君のせいで心が死んでしまうこともなかったとダメージの大きさも表現していますね。
通知を待っても来ないことをさとり、愛しさで埋めていた時間も思い出となってしまいます。
君の唇の味も
匂いもしまい込んで見てないけど
君のために開けたピアスは
今日も傷になって
残っている
君の感覚を今でも鮮明に思い出すことはできるけれど、あえて胸に仕舞い込んでいます。
それは現実を受け入れるのが余計に辛くなってしまうから。
しかし、君のために開けたピアスの傷だけは、目に見えて残っています。
忘れたくても、見たくなくても目に入ってしまい、思い出してしまうのです。
僕がいなくなって、君は誰と笑っているの?
僕とは違って、たっぷりの愛をあげてんだろ。
寂しくなんてない
代わりがいないと思うなよ
君がいないことで自分はこんなにダメージを受けているのに、
きっと君は自分がいなくても他の誰かと楽しく笑って、愛をあげている。
そんなことを考えると苦しくなってしまいますが、今の自分はもう寂しくないと言い聞かせています。
君だけがすべてではない、君の代わりなんているんだぞ!という前向きで強気な気持ちが表れています。
君が捨てた荷物は
君が思うより
価値があるんだ
君の唇の味も
匂いも誰かに染めてもらうから
君のために開けたピアスも
塞いでゼロにしてやるから
”君が捨てた荷物”、それは自分のことを示唆しています。
君にとっては荷物だと思ったかもしれないけれど、とっても価値があるということを後悔してほしい。
君に捧げた時間や唇もピアスも、これからは他の誰かのものになる。
傷として残っていたピアスの跡も塞いでゼロにして、新たな気持ちでスタートを切るんだ!
というポジティブな自分が芽生えていますね。
最後に
好きな人ができて、その人と一時はうまくいっても振られてしまうことはありますよね。
そんな経験をしたことは多くの方があるかもしれません。
まさに彼から通知が来なかったり、気持ちが離れているのでは?と不安を抱く時、
この楽曲のような気持ちになります。
失恋ソングではありますが、新しい未来を築こうとしている自立した人間の気持ちの変化が読み取れます。
最後には前向きに前進しようとする主人公の姿が背中を押してくれますね。
ギターのカッティング技術も素敵なこの楽曲は、一度耳にすると忘れられなくなります!