朝のコーヒーを飲む時間を思って書いたというOhanaさんの「コーヒーのうた」をご紹介します。
ギターの音色が穏やかにゆったりと耳に馴染みます。
今日という一日がスタートするときに飲むコーヒーの時間は幸せだけど、
社会に出て一日頑張らねばならないことをにうんざりしてしまうこともあります。
そんな日々の感情や人生をコーヒータイムと照らし合わせて歌っています。
つい、わかるわかる、と共感してしまいます。
「一瞬一瞬を大切に生きたい」というメッセージが込められています。
ぜひお気に入りのコーヒーを飲みながら聴いてみてください。
歌詞に迫る
お気に入りのマグカップをそっと手に取って
広がるコーヒーの香りほっと一息ついて 少し肩の力を抜いて
1人だけの時間 誰にも邪魔されないよ わたしだけの時間
朝起きて毎朝コーヒーを飲んでほっとする時間をとる人は多いのではないでしょうか。
コーヒーの香りってとても落ち着きますよね。
自分だけの時間は誰にも邪魔されず、今日に思いを馳せる時間です。
だんだん苦くなっていくコーヒーの味
あぁもう時間がないなぁ用意して行かなくちゃな
飲みかけのコーヒーカップをそのままにして
今日も変わらぬ1日の始まりだ
ところが、だんだん苦くなっていくのはなぜでしょうか。
ずっとはゆっくりしてはいられません。
今日という日が始まり、また仕事に行ったり、やるべきことがたくさんあります。
そんなことを思ったらコーヒーも苦く感じてしまうのです。
あぁ行きたくないなぁ 早く夜にならないかな
あぁ行きたくないなぁ こんなの社会人失格ですか?
生きるってなんですか?こころ擦り減らして働くこと?
生きるってなんですか?寿命縮めてまで働くこと?
生きるってなんですか?自己犠牲の上に成り立つもの?
本当にそうですか?見失ってはいませんか?
朝になり、今日も仕事に行かなければならない。
行きたくないと思うことは誰でもありますよね・・。
自分の意思とは裏腹に、社会の歯車として今日を過ごすことに疑問をもち、
できたら今の現状を変えたいと思っています。
人生がすり減るような毎日でいいのか?自分に問いかけます。
染みついたコーヒーカップをそっと手に取って
洗剤つけて洗うけどなかなか取れないなぁ
漂白したら元通り また新品みたいになって
汚れたことも忘れて 使い続けたらいいよ
”染みついたコーヒーカップ”が指すものは何でしょうか。
汚れは、自分がすり減っていくような日々のことを示唆しているのかもしれません。
新品のように塗り替えることはできないから、汚れたことも気にせずに日々を生きるしかない。
そんな風に少し後ろ向きな気持ちが読み取れます。
あぁ人はなんで 忘れてしまうものなんですか?
あぁそうしないと 生きてはいけないものなんですか?
あぁ思い出して 貴方の大切な生きる希望を
あぁ時間は戻せないけど 貴方の大切な時間だから
”忘れる”とは、本当は自分の気持ちに気づいているのに
それを飲み込んで、みないふりをして前に進むことを表現しているのでしょうか。
そうでもしないと日々生きてはいけない。
でも、もう一度思い出してほしい。今という時間は有限で、本当にこのままでいいのかということを。
自分が納得して生きていけるように。
後悔のない人生
そんなの選べるわけないけど
今この一瞬を大切に生きて欲しいんだ
そうはいっても人は
ないものねだりしてしまうものだけど
みんなそんなに変わんないさ
おなじ時代に生まれた生き物だから
本当は後悔のない人生を選択して生きていきたい。
だけど現実はそううまくはいきません。
誰しも皆同じ条件のもと、ある程度は同じ気持ちを抱えて生きているはずです。
その中にも”今”という一瞬を大事にしたいという思いが込められています。
気づくとあっという間に時間は経ち、人生も過ぎていきます。
だからこそ一瞬一瞬を大事にしていきたいものですね。
白くなったマグカップをそっと手に取って
広がるコーヒーの香りほっと一息ついて
少し肩の力を抜いて 1人だけの時間
誰にも邪魔されないよ わたしだけの時間
先ほどは汚れたマグカップだったのが、白くなったマグカップに変わっています。
これは自分の気持ちに変化があったことを告げています。
自分で舵を取って、自分の時間を大事に生きていきていく。
苦いコーヒーのイメージから、ほっと落ち着くコーヒーに戻りました。
最後に
自分の人生をコーヒータイムを通して見つめ直すのがなんとも斬新で素敵ですね。
Ohanaさんの表現力が素晴らしいです。
忙しい日々の中で自分の生き方や方向性を振り返る時間はなかなか取れませんが、
ぜひ朝のコーヒータイムで考えてみたいものです。
何も感じず、何も考えずにぼーっと生きていると、気づくと年を取っているものです。
何事にも疑問を持つことは大事にしたいですよね。
ぜひコーヒーのお供にこの楽曲を聴いて癒されてみては!