立花綾香さんの「Again」をご紹介します!
力強く、感情を込めて歌う立花綾香さんの表現力が素晴らしい楽曲です。
夢を追うことは楽しくても、追い続けることの苦しさを切実に歌っています。
頑張ってもなかなか結果が出ない、焦りや不安を感じながら、それでもこのままでは死ねないという
強い気持ちをもって突き進むのがかっこいいです。
夢を追う人の背中を押してくれる「Again」。
ぜひMVと一緒にご視聴ください!
歌詞に迫る
頑張ったって 報われない事は
何度だって知ってきた
飼い殺しの 夢は
今もまだ捨てきれずにいる
この世の中、努力すれば報われることばかりではありません。
そんなことは充分に知っているはずなのに、夢を追い続けていると苦しくなることがあります。
夢を捨ててしまえば簡単で、身軽になることができるのに、それでは自分の中で納得できません。
突き進むしかないのです。
追いかけるのは 楽しかった
でも追い続けるのは 苦しかった
いつしか手の中で 小さくなってくのを見ていた
夢を追いかけている時はがむしゃらで楽しいのに、叶うまで夢を追い続けることは本当に大変です。
叶う保証もない中、空回りをしているのではないか?前進していないのではないか?
そんなふうに立ち止まってしまうことはありますよね。
そんな時間を沢山過ごすと、だんだん自分の夢が小さくなってしまいそうになります。
自信を少しずつ失ってしまうような感覚でしょうか。
まだ見ぬ私が 何度も手を伸ばしてるというのに
怖くて、すくんで、戸惑って 掴めない
早まる心臓も 震える両手も
敵じゃないことは分かってるの、
今だけはどうか、いう事を聞いてくれ
夢を掴もうと必死になっている自分の中で、
前に進むことへの恐怖や不安、戸惑いを感じて思うように身体も動かない。
特に大事な発表やライブ、舞台、ここぞという時に背負っているものが大きければ大きいほどに
いう事を聞いてくれません。
だから今だけは!という気持ちがひしひしと伝わってきますね。
もう一度 行きたいんだ
このままじゃ、終われないんだ
裏切ってでも、嘘つきでも
もっと先に 私は行くよ
このまま終わりたくない!その気持ちは痛いほどにわかります。
諦めることは簡単ですが、今までどれだけ頑張ってきたのか、この先の景色を絶対に見てやるのだ!
という強い意志が感じ取れます。
どんな手段でも前に進むんだという熱い想いが伝わってきます。
特別じゃない事は 初めから知っていた
なけなしの自信は 簡単に崩れていく
何かをはじめる時に、自分に可能性を感じるのは自然のことです。
自分ならできるのではないか、自分にもチャンスがあるはず!と。
しかし、だんだんと経験するうちにその世界での勝敗が目に見えて、
自分には才能がないのだと自信を失うこともあります。
自分は特別ではないと自覚することはある意味強さでもあります。
誰かと比べる必要はないのだ、と頭では分かってるけど
何かが心の内側を 掻きむしって 痛いんだ
明日の私が 大丈夫だ、と言ったとしても
怖くて、不安で、苦しくて 頷けない
自分だけを見据えて頑張っていても、どうしても周りと比べてしまうものです。
頭ではわかっていても、心は感じ取ってしまいます。
自分に向かって「大丈夫」と励ましても、その心はささくれてしまいます。
他者評価は気にしたくなくても、成功や夢を叶えるうえでそれが必要になることも多々ありますよね。
そんな時に心の嘆きは無視できないのです。
苛立つ指先も 弱音を吐く唇も
敵じゃないことは分かってるの
今だけはどうか、いう事を聞いてくれ
自分自身を必死に鼓舞しているのが伝わってくるフレーズです。
普段は弱音を吐いてもいい、すべて自分自身だから。
それでもここぞという今だけは・・。
もう一度 行きたいんだ
このままじゃ 死ねないんだ
間違ってでも、強くなれなくても
もっと先を 私は見たいよ
自分の素直な本心はまさにここにありますね。
なにがあっても、どんな状況でも、
自分はもっと先に行ってまだ見ぬ景色をみたい。
死んでも死にきれない、そんな切実で溢れるパッションが感じ取れます。
強く美しくなんて 生きられないから
せめて強がって生きたい 強がって死にたい
早まる心臓も 震える両手も
変わってゆくのは、怖いけれど
今だけはどうか、どうか 信じててくれ
理想通りには生きられないし、そんな人生はどこにもありません。
その中でも自分らしく、それが”強がって生きる”ことなのかもしれませんね。
自分の中の変化を受け入れながらも、自分を信じて進んでいきます。
もう一度行きたいんだ
明日は見えないけれど
止まるつもりは、もうないよ
私の先にある 私になれ
何度も止まる理由はあったはずですが、もう前に進むのみです。
沢山の努力、苦労、挫折も味わってきたからこその心境です。
そんな強さが新たな魅力になったり、自分をより強くさせてくれるのですよね。
芸術でもそうですが、順風満帆な人生を送っている人の作品よりも、
人の痛みがわかる人の作品は胸を打ちます。
最後に
何度も挫けそうになりながらも、負けそうになりながらも自分を鼓舞して前進していく姿勢が素敵です。
誰しも夢や希望を一度は抱いたことがあるかもしれないですが、継続することは誰にもできることではありません。
今壁にぶち当たっている人も、この楽曲を聴いてエールをもらえたのではないでしょうか。
自分だけはないんだ!と共感できる楽曲です。
ぜひ何度もリピートしてください!