文音さんの「ふたり 」をご紹介します!
ピアノのメロディーから始まるバラードで、切なさと優しさを感じる歌声に心が揺さぶられます。
恋愛をしていると自分と相手の違いを感じたり、気持ちのすれ違いが起こるものです。
そこに真摯に向き合い、自分の心の変化に気づきながら進んでいく歌詞に注目です。
自分にとって一番大切なのは誰なのかを気づかせてくれます。
MVでは、自分からみる彼女の姿がリアルに表現されています。
歌詞に迫る
覚めない夢を見てるように
魔法がかけられているように心が浮ついて
だけどすぐ時が経つと
魔法は消えてしまうんだとどこかで思ってた
夢の中にいるような感覚になることってありますよね。
ふわふわしているような、でもその時間はいつの間にか消えてなくなってしまう。
楽しかったり幸せだったり、幸福を感じている時に魔法にかかっていたような感覚になるのかもしれません。
ここではどんな魔法にかかっているのでしょうか。
ごめんね どうしても僕は
いつも肝心な時に素直になれないんだ
でもね僕はただ君の
コロコロ変わる口癖につられて笑っていたいんだ
大事な時ほど素直になれない自分がいる、しかしなかなか素直になることができません。
君と一緒にいる時に、なぜか素直になれなくなります。
でもなぜだか君と一緒にいると笑ってしまう自分がいるのです。
君に対しては、他の人には感じない感情があるからでしょうか。
君の口癖はどんな口癖なのか気になりますね。
傍にいるだけなら 簡単でも
心をぶつけることが ただ怖くなった
君と一緒にいるだけならできるけれど、自分の本心を伝えることが怖くなってしまいます。
それはただの他人ではなく、君に対しての特別な気持ちがあるからですね。
好きな人には素直になれない、本心を伝えられないということは経験がある人も多いのではないでしょうか。
きっと きっと僕は君を傷付けて
何回だって手放しかけてしまうんだ
その度に君を嫌いになりたくて
1人部屋で涙流して 君を想って
大事な人との距離の取り方がうまく掴めなかったり、思うようにコミュニケーションがとれないことで自分を責めてしまいます。
それは君を想うからこそ余計に空回りしてしまい、そんなことなら「いっそ嫌いにになってしまいたい」と思うほどです。
君のことで心も頭もいっぱいということですね。そして相手を想うことは痛みも伴います。
でもきっと きっと君は僕を抱きしめて
好きだよなんて愛しそうに微笑むから
その度に思い知らされてしまうんだ
君の隣じゃないと 僕は僕でいられない
そんな不器用な自分に、君は優しく素直に受け止めてくれます。
君じゃないと自分はダメなのだと、思い知らされるのはなんて幸せなことなのでしょう。
そう思える相手に出会い、相思相愛になれることは本当に素敵なことですね。
心模様が鮮明に描かれており、思わず共感してしまいます。
僕らは何度も必死に
つないだ糸を切っては 結び直してきたけど
僕も君も同じように
ほつれやすくなってきたことに背を向けていた
お互いがいつもベストな状態で想い合っていたなら、喧嘩やすれ違いもないのかもしれません。
仮にあったとしても、その度にお互いが歩み寄って関係が修復できます。
しかし長く一緒にいたり、お互いが自分に余裕がない時などは、ほつれた糸もそのままになってしまうこともあります。それに気づいていても、後回しにしてしまうのは、何度も見て見ぬふりをしてしまったからです。
お互いがすれ違いに気づいていても、背を向けてしまうことが別れにつながってしまうケースもあります。
君の大切な物は 同じように大切にしなくちゃいけないのかな
僕はまだ子どもだから「どうして?」を積み重ねて逃げ出したくなるばかりなんだよ
お互いを好きでいても、自分と違う相手は他人で、何もかもを受け入れるのは難しいのです。
そんな時どこまで歩み寄れば、どこで線を引けばわからないこともありますよね。
そんな現実に”まだ子どもだから”と言い訳をしてしまう自分がいます。
何度も自分に問いかけたり、相手との距離を考えながら作っていくのでしょうね。
信じ続けることが不正解でも
一人で歩いていく 勇気なんてなくて
”このままでいいのかな?” ”信じることが間違っていても”、それでも相手を切り捨てるほどの気持ちはありません。人間は弱いし、本心ではこの先も君と一緒にいたいと思っているのですから。
それでも、お互いが違う道を歩むこともあります。
きっと きっと 君がいない世界でも
いつものように 何もなかったように笑えて
好きなように好きな人のそばにいて
いつだって自由を探して 走り回っている
おそらく自分は君がいなくたって、自分のままで生きることはできると思っています。
君がいなくなっても生きていける!と自分に強がっているような表現ですね。
でもきっと きっと 君がいない世界では
何気ない 日々の 色付け方もわからなくて
その度に思い知らされてしまうんだ
君の隣の僕は いつも輝いていた
本当のところは、君と一緒にいる時の自分が一番好きで、自分らしくいられると知っています。
君がいなくても生きてはいけるけれど、それは色味のない味気ない世界。
だからこそ君との距離やコミュニケーションの仕方、愛し方もすべて悩んでしまうのです。
人間同士はうまくいかないことも沢山あります。
でも正面から向き合って相手を想う心がそんな自分を成長させてくれるのかもしれません。
最後に
いかがだったでしょうか。
相手を想う気持ちが強いからこそ悩むことも多いですよね。
自分の理想とは違い、現実は思い通りにいかないこともあります。
そんな時に恋なんてしなければよかった、出会わなければよかったと逃げてしまいたいと思う場面もありますが、何度も相手に向き合うことが大事なのですね。
自分が一緒にいて一番自分らしくいられて、輝ける人の存在はかけがえのないもの。
歌詞に共感することも多いです。ぜひ何度もご視聴ください!