カネヨリマサルさんの「君にさよなら」をご紹介します!
好きな人に”さよなら”が言えない、切ない乙女の胸を歌っています。
ずっと好きだったあの人に他の好きな人ができて、最終的にその人のところに行ってしまう。
近い距離だったあの人が遠くに行ってしまうことで、心の中が揺さぶられる。
ボーカルのちとせみなさんの声が優しくも切なく響きます。
共感する方も多いのではないでしょうか。
MVと一緒に聴くと、感情移入して涙が込み上げてくるほど。
ここからは歌詞の考察をしていきます!
歌詞に迫る
眠れなくなっちゃって
冴えた目で
漫画を読んだ
その中の主人公は
なんだか君に似てたんだ
君のことを考えていると、今読んでいる漫画の主人公でさえ君とリンクしてしまいます。
自分の心の中にはいつも君がいる証ですね。
眠れなくなっちゃって
冴えた目で
漫画を読んだ
君がきっと好きな人
ヒロインみたいなんだろな
わたしと違って気が強くって可愛い人
なんだろな
その漫画のヒロインは自分とは違う見た目と性格で、君が好きな人もそうなのだろうと落ち込んでしまいます。
君に似合う自分でいたい、そう思うからこそ漫画の登場人物に投影しているのかもしれません。
君にさよなら
言えないくらい離れていた
君と話せない
もう会うこともないんだって
気づいていた
分かっていた
泣かなかった
泣けなかった
今までの君は近い存在だったのに、君が誰かのものになってしまうことで遠い存在になってしまう。
”さよなら”さえ言えないくらい離れてしまうのに、涙はなぜか出ません。
自分の意思で泣かなかったのではなく、泣けなかったというところが、君に対しての未練をより一層感じさせます。もっと素直に自分の気持ちを伝えていたら違ったのかな、自分は君に釣り合わないと思ってアクションしなかったことに後悔をしているのかもしれません。
眠れなくなっちゃって
最終回まで読んだあと
わたしにあるのは目のクマ
君の隣にいるのは
わたしと違って素直に泣いて笑える人
眠れないからと読み始めた漫画はついに最終回まで読んでしまいました。
夜更かししたことで目の下にクマができ、若干の後悔がつきまとう。
君の隣には、私とは違う人なのだと君のことを考えます。
私のことを君は好きにならない、とどこかで感じ取っているのです。
君にさよなら
言えないくらい想っていた
君と話せない
せいせいすると思っていたのに
ずっと君のことが好きだったけれど、いざ離れた存在になってはじめてその想いの強さに気付かされます。
”さよなら”が言えないくらいに想っていたのは痛いほど伝わってきます。
言いたくないし、言えないのですよね。
もう君とは話すことがないのだ、と思えば思うほどに辛くなりますよね。
むしろ話せなくなれば忘れられる!と思っていたけれど、そうでもないようです。
君が知らない人になっても
わたしはなんとかやってくよ
今は強がりでも 今は見えなくても
”君が知らない人”とは、君との関係がなくなって、他人になるということ。
それが自分にとってとても辛いことだけど、なんとかやっていくよと少し強がっています。
自分に言い聞かせているような感じです。
君にさよなら
一生なんて思っていた
君と会うなら
気づかない振りちゃんとするよ
君とはこの先も一緒に近しい存在でいられると思ったのに、今までのような関係は終わりを迎えます。
たとえ街中で君に会ったとしても、気づかない振りをする。
大好きだった人が、誰よりも遠い存在になってしまうことに胸が痛みます。
君にさよなら
言えないくらい離れていた
君と話せない
もう会うこともないんだって
気づいていた
分かっていた
泣かなかった
泣きたかった
君にさよなら
大好きな君にもう会うことがないと思うと、辛くてしょうがないですよね。
それに気づかないふりをしていても、心の中ではわかっていたのです。
今度は”泣きたかった”けれど、”泣かなかった”という変化があります。
これで本当に君にさよならするという決意なのかもしれません。
(商店街二人乗り
君の背中遠く感じた
君の気持ち分からなかった
2人の未来分かってた)
君と一緒に二人乗りをしたことを思い返しています。
一見すると仲の良いカップルに映りますが、君が自分に気持ちがないことを悟っています。
こんなふうに仲良くしているのはなぜ?恋人のような存在ではなくて、友達のような存在なのかな。
だから2人に未来がないことは分かっているのです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
自分の好きだった人に”さよなら”が言えない気持ちが非常に共感できますよね。
君が他の人との未来を歩んでいるところを想像すると、胸が苦しくなってしまいます。
MVへのコメントも、自身の経験や渦中にいる人の共感も多かったです。
君との楽しい思い出も、君が他の女性と新たな一歩を踏み出すことを応援するところも切ないですね。
恋に悩んだら、沢山泣いたっていいのです。ぜひこの楽曲とともに。