夜明けの明星さんの「天色のなみだ」をご紹介します!
MVの爽やかで美しい映像と、メロディーと歌声がマッチしていて最高の楽曲です。
天色をイメージした世界観が映像にも良く表現されています。
かわいらしさもある高音ボイスは耳に心地よく、歌詞も”自然”と”自分の心情”を対比させていて想像力を掻き立てれますね。
バンドのサウンドも凝っていて、それぞれの見せ場もあって聴きごたえもあります。
ぜひMVと一緒に聴いてみてください。
ここからは歌詞の考察をしていきます!
歌詞に迫る
天色を写してく涙 頬を伝う
君を追いかけてゆくほど 遠く感じて
天色に染まる瞳ずっと 君をみてた
痛いほどに溢れて空に落ちる
天色は空の色に近い色ですが、涙の色も天色に染まり、最後には空に落ちます。
君を追いかけても距離は遠のくばかりで、そんな君をずっと見て何を思ったのでしょうか。
寂しさ、悲しみ、辛さ、それとも・・・。
泣き疲れた明け方の空
いつもよりも綺麗に見える
朝露解けて消えていった
私を置いて溶けていった
君が遠くに行ってしまい、涙がたくさん溢れて泣き疲れた頃に見た明け方の空は美しかったのです。
朝露は涙を流していた私を置いて溶けてしまいます。
私だけ、どこかに置いてきぼりのような感じが見て取れますね。
君と一緒に行くことができず、置いてきぼりになってしまったのでしょう。
君との距離が離れていることは想像がつきますが、もう会うことはできないのでしょうか。
囀る鳥が 煩く笑う
あとどれだけ泣いたら
君にたどり着けるのだろう
たくさん泣けば君にたどり着けるとも思っていませんが、今は泣くことしかできない自分がいます。
それは時の経過を指しているのだと思います。
たくさん泣いた先には、もしかすると君にたどり着くことができるかもしれないと。
空に吸い込まれてく雫
流れ出して
いつか君を包み込める雨になれる?
空から降り注ぐ雨は
雲を越えて
いつか君から見える海になれるかな?
空に吸い込まれる雫は、自分の流した雨なのかもしれません。
遠くに行ってしまった君に、少しでも自分の存在を感じてほしいという気持ちが表現されていますね。
海になるほどたくさんの涙を流し、空に吸い込まれて雨になり、最終的に海になる。
泣き腫らした朝焼けの空
私よりもずっと赤くて
雨粒溶けて消えていった
私の涙溶けていった
泣き腫らした自分の顔と、朝焼けの空はどちらも赤いけれど、朝焼けの空の方がもっと赤かった。
きっと燃えるような赤い空だったのでしょう。
そんな空を眺めながら、雨粒も溶けていきます。
雨が降る中泣いて、雨粒も涙も皆溶けていくのです。
誰かに笑われても
何度転んでしまっても
君を追いかけるよ
遠くにいる君を一途に追いかけるのは、それほど君のことが大事な存在だといえます。
周りの人に何を言われても、たとえ転んでも立ち上がって君を追いかける。
君とはどんな関係なのかが気になりますが、それほど強く想えることが素敵ですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。
天色のなみだという美しい題名なだけに、空や雨、朝露なども天色に映っているようなイメージですね。
景色や情景、時の経過などを上手く比喩を用いたりして、美しい日本語の歌詞になっています。
ボーカルの歌声が高く響き、全体的に爽やかな楽曲の雰囲気が魅力的です。
メロディと歌声がマッチしていて何度も聴きたくなります。
ぜひ他の楽曲も聴いてみてくださいね!