AYA a.k.a. PANDAさんの「君に会えない明日なんて」をご紹介します!
ミディアムテンポなバラード調で、切ない恋愛ソングになっています。
出会った人を好きになり、お互い愛し会えたらよかったのに、相手に何度も裏切られたり傷つけられることもありますよね。MVでは歌詞に沿って、二人が仲良く過ごしているところや、彼が暴力を振るっているシーンも含めてリアルに表現。
ひとつのドラマのようになっており、終盤に向かうにつれて私の感情に変化が起きているのが見てとれます。
ここからは歌詞の考察をしていきます。
歌詞に迫る
You crazy fool
I found u
イカれた世界で みつけたんだ
冷たい目で
街をみて
でも触らせてくれて嬉しかった
直訳すると”愚か者よ あなたを見つけた”とうフレーズですが、狂気にも満ちた君と出会いました。
その目は冷たく、この世界を冷徹に見ている君。
そんな君が心を開き、他の人には触れさせない自分を見せてくれたことに嬉しくなります。
君に対する第一印象と出会いが描かれていますね。
髪を撫でて
服を着せて
ふたりで眠った
音を抱いて
嘘を弾いて
朝まで笑った
二人でぬくもりを感じながら眠る幸せ。
朝まで話してたくさん笑った貴重な時間が、二人の距離をどんどん縮めていきます。
寂しかったね
探してたのね
それは愛じゃなかったのね
しかし、私と君には決定的に違うところがありました。
私が求めていたのは君からの愛であり、君が求めているのは寂しさを埋めてくれる人だったのです。
「君に会えない明日なんてさ いきてたってしょうがない」
とかさ
「離さない帰さない どこにも行かせない」
本当に嘘ばっかだね
君の言葉に最初は喜び、君のためにそばにいたいと思う私ですが、
だんだん言葉と行動が伴わないことに気づきはじめます。
君の嘘に気づいたとき、どれほどショックだったのか。
信じていた人から裏切られることは非常に苦しいことですよね。
I continue to fall for you
気付いたらそれを繰り返して
怒鳴ったり 叩いたり
あなたはいつでも身勝手だね。
”私はあなたに恋をし続けます”
君の嘘は繰り返され、それだけでなく怒鳴ったり叩いたりすることもありました。
そんな君の言動や行動にだんだんと疲れてしまい、どう接していいのかわからなくなってしまいます。
距離が近くなるにつれて、君が私に剥き出しにする感情。
それを受け止めることも難しくなってきたのです。
平気で私の大事なものばかり
いくつも壊して
君じゃなきゃとか わがまま言って
ちがう誰でもいいくせに
私の大切なものを壊しても、君じゃなきゃだめだと訴える君。
矛盾した言動に、もう限界が近づいてきています。
私じゃなきゃだめだと思っていたけれど、本当は誰でもいいのだと気づいたからです。
愛してるとか
死んでやるとか
セリフはドラマチックだね。
以前の私なら君の過激な言動にも一喜一憂していましたが、君と一緒にいることで見えてきたものがあります。
”愛してる”も”死んでやる”も、自分に気をひいてもらうためのセリフで、本心ではないことを知ったのです。
”ドラマチックだね”という表現は、冷静に君をみている証拠ですね。
「君に会えない明日なんてさ いきてたってしょうがない」
とかさ
「離さない帰さない どこにも行かせない」
本当に嘘ばっかだね
君の言葉は嘘ばかり。そんな君と一緒にいると自分も心が病んでしまいます。
何度も裏切られてしまい、君に対する感情や向き合い方も変わっていくのです。
裏切るのは何回目?
心は痛くないの?
自分勝手その場しのぎの愛
あなたの嘘まで
愛せないよ。
何度も裏切られ、私は傷ついているのに君は平気な顔でまた裏切ります。
君はそんなことをして、心が痛まないの?
私のことを思いやったり愛する余裕は君にはなく、いつも自分中心です。
嘘に振り回されてばかりで、さすがにどんな君も愛せるという自信はありません。
「君に会えない明日なんてさ いきてたってしょうがない」
とかさ
「離さない帰さない どこにも行かせない」
本当に嘘ばっかだね
最後まで嘘ばかりで、お互いを愛することはできなかった。
何度も君を受け止めて救おうとしましたが、それも叶いません。
最後に
いかがでしたでしょうか。
歌詞の内容は重たいですが、真摯に君に何度も向き合い続けるところが胸に響きます。
バラード調の楽曲ですが、エコーの使い方やサビへの導入などに凝った作品になっています。
同じような経験をした方もいるかもしれませんが、相手を想えばこそ、最後は去ってよかったのかもしれません。何よりも、自分の心が壊れてしまう前に。
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