mocaさんの「ワンダーランドの入り口で」をご紹介します!
明るくキャッチーなメロディーで、メルヘンで乙女の心を投影した歌詞がmocaさんの世界観を作り上げています。呪文のようなフレーズが耳に残りますね。
かわいらしい歌声が楽曲とマッチして唯一無二の作品。
夢のような世界に冒険しに行っているような感覚になります。
ここからは歌詞の考察をしていきます!
歌詞に迫る
ある日午前0時に
かぼちゃの馬車がやって来て
手招きをする御者さん
こんばんはずっと待ってたわ
”午前0時にかぼちゃの馬車”というと、連想するのがシンデレラですね。
女子なら誰もが一度は夢見るお話ですが、ずっと待ってたところに来てくれたらとても嬉しいですよね。
窓を開けて飛び乗った
星の海を駆け抜けて
特別な夜を超えた先にほら
もうすぐ見えてくるわ
星の海はきっと美しいのでしょう。
まだみたことのない夢の世界に誘ってくれるようでワクワクします。
どんな景色が広がっているのでしょうか。
きらめく世界の甘い誘惑に
我慢せず飛びついてみて
魔法の言葉思い出せば扉は開くよ
甘い世界の誘惑を我慢することがもはや不可能に近いと思われますが、少しのドキドキと不安、そして期待に満ちているのでしょう。
魔法の言葉を思い出せば扉が開くようですが、ここから察するにすでに魔法の言葉を知っているということですね。
らりれるりられろ 呪文のような
そんなフレーズだったよね
もっと近づいてみたらどう?
なんかわかるでしょ?
魔法の言葉はまるで呪文のようだったけれど、完全に思い出せたわけではありません。
こんな感じだったかな?そんなふうに記憶を辿っていきます。
扉の前にもっと近づいてみたら、もしかするとヒントがあるかもしれません。
お日様に追いつけても
ルールがあるの気を付けて
綿菓子の雲触ると溶けちゃって
空から落ちちゃうんだ
先ほどは夜の真ん中にいたはずなのに、いつの間にかお日様に追いつくことができています。
でもこの魔法のような世界にもルールはつきもの。
綿菓子でできている雲は溶けてしまうようです。空から落ちてしまうのは現実世界と同じですね。
からくり仕掛けのお城みたいね
メリーゴーランドだってあるのよ
秘密の言葉忘れないで
回り始めるよ
どんなお城なのかき気になりますね。
きっとお城のあらゆるところに仕掛けがあって動いているのでしょう。
メリーゴーランドまであるのですから、シンデレラの世界よりも素敵ですね。
この世界ではすべて秘密の言葉が鍵になっていて、その合図で扉が開いたりメリーゴーランドが回り始めるのです。
らりれるりられろ 呪文のような
そんなフレーズだったよね
夢の中で聞いてるはずよ
きっと子供の頃に
いつ教えてもらったのかは不明ですが、子供の頃に夢の中で聞いているフレーズ。
それを今使う時がきました。
その懐かしい呪文はきっと、記憶を辿ると思い出せるのでしょう。
らりれるり らりれるり
らりれるり
らりれるりられろ 呪文のような
そんなフレーズだったよね
もっと近づいてみたらどう?
らりれるりられろ 呪文のような
そんなフレーズだったよね
夢の中で聞いてるはずよ
きっと子供の頃に
大人になるのを待っていたかのように、自分のことを迎えにきてくれた魔法の世界。
日々の生活に疲れたり、現実世界で苦しい思いをしている時に、こんなお誘いがきたらどんなに素晴らしいでしょう。子供の頃に夢みたかぼちゃの馬車に乗って逃避行してみたいですね。
メルヘンで子供の頃夢見た世界を表現する歌詞は本当に素敵。
最後に
いかがでしたでしょうか。
大人になるにつれて忘れてしまう夢の世界。
いつかその世界が迎えにきてくれるのではと思っていた時代も過ぎて、現実に翻弄されてしまう日々。
でもこの楽曲は自分の中の乙女心を思い出させてくれて、優しい気持ちになれます。
”ワンダーランドの入り口”と書かれたドアと鍵穴から見える向こうの世界。
自分の中の少女がその扉を開けるのかもしれません。
ぜひ他の楽曲も聴いてみてください。
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