紫 今さんの「ウワサのあの子」をご紹介します。
クラスの中で万人受けするわけではないけれど、自分だけが見つけた特別な存在っていますよね。
その人のことを好きになってからは、この世に相手と自分だけならいいのに、独り占めしたいと思う感情が溢れてきます。
テンポの良いメロディーとつい口ずさみたくなる歌詞が特徴的です。
ささやくように歌う場面と、力強く歌う場面、両方のコントラストが素敵。
MVはクオリティが高く、まるでドラマを見ているかのようです。
大勢のクラスメイトの中で、自分の好きな人だけが輝いてみえるのが伝わってきます。
ここからは歌詞の考察をしていきます！
歌詞に迫る
ひっそりウワサのあの子にぞっこん
こっそりざわざわ 心は真っ赤んなって
恋になって 愛になって
クラスの中で目立った存在ではなく、あくまでその魅力に気づく人は少数なのです。
それでも根強いファンがいたり、自分だけの原石を見つけたかのように恋心を燃やしている人もいます。
そんな隠れファンがいる人、クラスに一人はいたりするものですね。
気になって、好きになって、それが愛に変わっていく。
日々の学校生活のなかにもドラマが沢山ありそうでドキドキしてしまいます。
みんなは知らないあの子の正体
接吻の癖だって知ってるずっと
そんなに目立ったタイプじゃないのに
じわじわバレちゃって今じゃ人気者？
自分だけが知っているあの子。私にだけ見せてくれる表情や仕草は大切な宝物です。
目立つタイプではないけれど、その魅力に周りがだんだん気づいているかもと少し焦ってしまいます。
「私だけの”あの子”でいて」
だなんて言えるわけないや 嫌、あゝ嫌々
クラス中が君の話題で持ちきり
今までは私だけのあの子だったのに、今ではみんなが注目する人になってしまった。
それは避けたいし嫌だけれど、伝えることはできません。
例えば好きなバンドやアーティストがいて、以前はコアファンだけだったのに、今ではみんなの人気者になってしまったような若干の寂しさ。
自分が好きな人が周りからもいいねと言われることは嬉しい反面寂しいのですよね。
ひっそりウワサのあの子にぞっこん
こっそりざわざわ 心は真っ赤んなって
恋になって 愛になって
ひっそり内緒であの子と発展 人生崩壊
随まで真っ赫んなって 恋になって
馬鹿みたいね 馬鹿みたいね
馬鹿みたいね
内緒であの子と発展した先に人生が崩壊するとは、あの子の威力は凄まじいですね。
後には戻れず、どんどんあの子の虜になっていく自分がいる。
沼にハマっていくような自分の状況を馬鹿みたいと揶揄しています。
禁断の果実齧って思春期
永遠じゃないから麻酔なのね
思春期はずっとは続かない特別な時期でもあります。
今しか感じることができないもの、経験、それは永遠には続きません。
まるで麻酔のように一時なのです。
ひっそりウワサのあの子にぞっこん
ゆっくりはらりら 花弁真っ赤んなって
恋になって 哀になって
愛から哀に変わってしまいます。
学生の時の恋はのめり込んでしまう分、終わりも切なかったりするものです。
花弁が真っ赤になる様子は、時間が経過することに深い愛に変化していくようですね。
初めて君を見た瞬間
私の人生は狂い出した あゝ嫌々他の誰も一生愛さないでいて
君を見た時から自分を狂わすほどの感情を覚えます。
そこまで衝撃的な出会いは人生で何度もあるわけではありません。
貴重だからこそ、あの子には自分だけを見ていてほしいと願うのです。
ひっそりウワサのあの子にぞっこん
惚れたらあらあら 手遅れ真っ赤んなって
縺れちゃって 愛になって
好きになることに躊躇する暇もなく、どんどん恋は加速していきます。
でもその気持ちが止められないように、もう前のように戻ることはできません。
すでに手遅れになって、自分の感情のコントロールが難しくなっています。
加速 加速 揺れる恋心
焦る 焦る 触らないで
君と私以外
みんないなくなればいいのにな
気持ちが加速するほどに、焦りや不安が積もっていきます。
もういっそのこと、この世に二人だけになってしまいたい。
誰にも取られたくない、そんな強い気持ちが感じられます。
ひっそりウワサのあの子にぞっこん
こっそりざわざわ 心は真っ赤んなって
恋になって 愛になって
ひっそりウワサの
ひっそりウワサの
ひっそりウワサのあの子と発展
人生崩壊 随まで青に染まって
憂鬱になって 馬鹿みたいね
馬鹿みたいね 馬鹿みたいね
あの子の魅力は近づけば近づくほど、好きになればなるほどに自分にダメージを与えます。
禁断の果実のような存在は、一回口にすると後戻りはできなくなるのです。
それほどまでに自分を翻弄する存在とは一体何なのでしょうか。
最後に
いかがでしたでしょうか。
人生で沢山の恋を経験する中で、思春期のこの感情は期間限定なのかもしれません。
自分の気持ちや相手に求めることもすべてが初めてで、その感情のコントロールが難しいものです。
でもその経験はとても素敵なことですよね。
これから恋をする人、過去に似たような恋をしたことがある人、共感することがきっとあります。
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