寝込みかんぱにゅらさんの「それでも、言わせて」をご紹介します!
独特な歌声がリスナーの心をぐっと掴む、魅力あふれる一曲です。
サビで繰り返される「わかって」というフレーズが特に印象的で、思わず口ずさんでしまいます。
大好きな君とうまくいかなくなってしまい、後悔しながらも君を想い続ける――。
「あの頃に戻りたい」という切なさがにじむ歌詞に、共感する方も多いのではないでしょうか。
楽曲全体もリッチなサウンドで、聴きごたえたっぷり。
それでは、歌詞の考察をしていきましょう!
歌詞に迫る
君と一緒になれた事
今でも愛おしいんだ
手放したくはないんだ
気づかずに
傷つけてた
君の優しさにも
気づけなかった
知らず知らずのうちに相手を傷つけていて、気がつけばもう、その人はいなくなっていた。
そんなことがあるんだと思います。
君のことを愛していたし、一緒に過ごせた日々に心から感謝しています。
本当は手放したくなんてなかったのに、君の気持ちに気づかないまま今日まで来てしまったことを、深く後悔しています。
言い合いが、あったとしても
君との毎日が、続くと思ってた
分かって、分かって、分かってるよ
僕が全て悪いんだ
どんなに言い合いをしても、それはお互いのためだと思っていたのは自分だけだったのです。
君も自分と同じ気持ちだと疑うことをしなかった。
でも、君の思いは違ったのです。
自分を全て受け止めてくれていると思っていたけれど、君には負担になっていたのかもしれません。
振り返れば自分が悪いと思うのに、もう遅いのです。
君となら全部大丈夫な
気がした
ふたり笑ったあの時を
今もまだ覚えてる?
君の笑う姿をまた見せてよ
君となら、どんな自分でも受け止めてもらえて、ずっと一緒にいられると信じていました。
でも、それはただの思い込みで、現実は違っていたのです。
ふたりで笑い合っていた、あの頃に戻りたい――そんな日々を、懐かしく思い出します。
惹かれあっていた事
薄れてしまう度に
思ってもいない言葉を
口に出してしまうんだ
思ってもいない言葉がつい出てしまうこともあります。
でもそれは、君に対しての甘えだったのかもしれません。
口に出すことがよくないと思っていても、それをやめることができなかった自分がいたのも確かです。
全部嘘だよ
この言葉で納得できるのなら、どんなに簡単だったでしょう。
たとえ後になって「全部嘘だよ」と言われたとしても、もう以前の二人には戻れない。
それは、自分が一番よくわかっていることです。
分かって、分かって、分かってるよ
僕はもう、違うんでしょ?
思い出や約束した事も
忘れたんでしょ?
もう、昔のようには戻れないのだろうか。
君は決して、思い出も約束も忘れていない。それは自分もよくわかっています。
君がこれまで何度も自分を許してくれたこと、そしてもうこれからは、それが叶わないことも。
今の自分に、いったい何ができるのだろう――。
僕が変わるよごめんて言っても
全てがもう、遅いんでしょ?
君の心に僕の居場所は
もう、無いんでしょ?
それでも、君のそばにいたいよ
ダメかな?
自分が変わるから、どうかそばに居させてほしい。
でも君の心にはもう自分の居場所はありません。
君のことを本当の意味で考えられるのであれば、離れるべきなのかもしれません。
自分はそれでも君といたい、最後のわがまま(願望)を伝えても状況は変わらないのです。
あの頃に、戻れたら、、
なんて考えても意味無いのに
声も、仕草も、笑い方も
君じゃなきゃ、ダメなのに
失って初めてその大切さに気づく、君の優しさに胡坐をかいていた、過去に戻りたい。
君じゃなければダメなのに、どうしてもっと君の声に耳を傾けなかったのだろう。
気づけなかったのだろう。そんな後悔がずっとつきまといます。
でもどこかで、うっすらと気づいてたのに、君の優しさに甘えて気づかないふりをした自分もいるのかもしれません。
好きって、好きって、好きって言っても
君はもう、行くんでしょ
今までが無かったかの様な
それでも、言わせて
君をずっと
どんなに「好き」と伝えても、現実は変わりません。
あんなに二人の時間が幸せだったのに、今はもうそれが叶わないのです。
辛くて受け入れ難い現実ですが、人生にはそんな経験もありますよね。
その辛さをバネに、またお互い自分の道を進んでいくのです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
人生のなかには辛い経験も後悔も味わう場面があります。
人間はどこまでも自分に甘くて、失って初めて気づくことも多いのです。
大切な人を失いたくないのであれば、今目の前の大切な人と向き合うこと。
そんなことを気づかせてくれる歌詞の内容でした。
タイトルの「それでもいわせて」の意味が手に取るようにわかります。
君がいなくなってしまうとわかっても、それでも「好き」と言いたいのです。