力強く胸に響く歌声で、人生の中での葛藤や自分と世間の歪みや想いを込めた一曲。
精一杯生きている自分と、世間が邪魔をする中でどう生きるのか、そんな人生観を垣間見れます。
声に張りがあり、楽曲として非常に魅力がある、クオリティも高いです。
歌詞に迫る
君の自信の無さも弱そうなとこも
全部受け止めてあげるよ
喜んだ顔がやっぱり一番輝いていて好きだよ
なぜか心の中で喜べない自分がいた
君の喜ぶ顔が一番好き、だけど心の中では喜べない自分がいる。
素直に誰の幸せを願える人は少ない。自分に余裕がない時は尚更。
そんな複雑な感情が入り混じります。
人の幸せって何だろうか?
僕にとっての幸せは何?
当たり前に出来ていた事が
急に突然出来なくなって
知らない間に僕は鳥籠の様な中で暮らしていた!?
皆の幸せと自分の幸せは必ずしもイコールではありません。
いつも通りの日常に不満を感じても、突如その日常で出来ていたことができなくなった瞬間に
人は息苦しさや、今までの当たり前の幸せを思い知らせるのでしょうか。
精一杯精一杯息をしてるのに
時代が時代が僕の邪魔をする
こんなにこんなに大声で鳴いても
誰にも誰にも声が届かない
自分の中で必死に生きて、そして声をあげても世間は振り向かない。
時代が邪魔をするというのは、自分の生き方や気持ち、居場所を含めて窮屈さを感じているから。
そんな自分はどうしたらいいのか。
信じられるものって何だろうか?
この答えに意味はあるのか?
時間だけが勝手に流れてた深夜2時を回った頃だ
僕の生きてる現実(じかん)だけ過去に取り残さてしまったの!?
社会の中で自分の生き方を模索し、幸せや信じられるものに疑問を抱く。
自分だけが社会から取り残されているような間隔に陥ることは時々あるのではないでしょうか。
深夜2時など夜中は特に自分との対話の中で、そのような感情になりやすいのかもしれません。
こんなにこんなに頑張って生きてるのに
何故か何故か誰にも伝わらない
真っ黒だ真っ黒だ
急に映えている世界が全て色をなくしてしまった
頑張って生きているのに誰にも伝わらないと感じるのはなぜなのでしょうか。
自分の発信したことや行動に対し、周りが批判するからでしょうか。
それとも誰もみてくれないのかもしれません。
この歌詞では、必死に生きている自分と、認めてくれない社会との差に、なぜ?という憤りと
もう期待しないという後ろ向きな気持ちが表現されています。
あぁこれは禁止です
ここは閉店中
あれもダメこれもダメ
Ah…..
どこもかしこも自分を受けて入れてくれない、八方塞がりな感じがしますね。
精一杯精一杯僕等は生きているのに
時代が時代が僕らの邪魔をする
それでも君が笑えるようにと
これからも強く生きていく
君と僕との約束
自分たちを邪魔する時代のなかでも、君のためなら生きていける。
自分一人だったらくじけてしまっていたかもしれないけれど、君の存在が逆に強くしてくれます。
そんな前向きな楽曲です。
最後に
森あんぱんさん自身も、引きこもりや摂食障害など様々な苦難を乗り越えて今日まできています。
そんな彼女自身の強さと意思が伝わってくる素敵な楽曲です。
自分に自信がもてなかったり、元気がない時に聴くと、より一層楽曲が沁みます。
最後には頑張ろう!と前向きな気持ちになれます。
ぜひご視聴ください。