斉藤麻里さんの「オレンジの月」をご紹介します!
壮大な海と緑の中で歌うMVが目を惹きます。
ギターの弾き語をしている斉藤麻里さんですが、楽曲アレンジが光る名曲です。
彼女のおおらかで優しく包み込む歌声が耳に残りますね。
低い大きなオレンジの月をみて思うこと、これからどう進もうかを考えます。
君にただ笑ってほしくて歌うんだ!という前向きな気持ちが読み取れます。
ぜひご視聴ください!
歌詞に迫る
大通りの先の群青の空に 低い大きなオレンジの月
走るのをやめて自転車を降りて それをただ ただ眺めていた
いつも忙しくて月を愛でる時間などない人でも、たまたま大きなオレンジの月に出会ったら
思わず足を止めて眺めてしまいますよね。
それほど、息を呑むような美しい月が出ている夜は特別なのです。
街の中にいると建物の影に隠れていたりして、ふと顔を出す月には「はっ」とさせられるものです。
街灯の灯りが夜を隠して 見たいものがまるで見えないな
すれ違う人の視線は不躾で 不思議そうに僕を眺めていた
夜に流されて
ここでいう”見たいもの”とは、まさにオレンジの月を指しています。
街頭の灯りで見えにくくなる月をよく見ようとする自分に、
すれ違う人からは不思議に映るのかもしれませんね。
それでも月を眺めることをやめられないのが、よほど惹きつけられているのだとわかります。
このままどこへどこへどこへ 行けばいいんだろう
どれだけ望んで焦がれても遠く離れてゆくよ
月のように
おざなりにしてた心の奥で 引かれ者の鼻歌が聴こえる
月を眺めたことで、自分の今後進む道や、
考えないようにおざなりにしていたことが浮かび上がります。
どれだけ望んでも遠く離れていくというのは、自分の追いかける夢なのかもしれません。
夜に流されて
このままどこへどこへどこへ 辿り着けるか
この道の先を夢を足元を照らしてくれよ
とにかく前に進めば、どこかに辿り着くはず。
それがどこに辿り着くのかはわからないですが、月がきっと夢を照らしてくれるはずです。
自転車を漕いで漕いで漕いで風を感じて
僕はただ笑って笑って欲しくて
君に歌うよ 歌うよ それでいい
大通りの先の群青の空に
低い大きな オレンジの月
自分の中で、君に笑ってほしいから歌う!という答えが出ます。
もしかするとその答えはずっと自分の中にあったのかもしれませんが、
群青の空にある低い大きな月が背中を押してくれたのかもしません。
最後に
ふと目に入る月に、自分の今いる立ち位置やこれから進む道を問われるような感覚を覚える方もいると思います。目の前の現実が少し遠く感じられて、自分の中の深いところに思考がおりていき対話をする。
そんな神秘的な時間を壮大な楽曲と共に歌にしている斉藤麻里さんの世界観は美しいです。
オレンジの大きな月に巡り会えた際はぜひ、「オレンジの月」を思い出してみてください。
またサビが特に耳に残るので、ぜひ何度も繰り返し聴いてみてくださいね!