メとメさんの「過去たらし」をご紹介します!
テンポよくキャッチーな楽曲で、ボーカルの小林加奈さんの歌声に元気がもらえます。
付き合っていた彼への未練が残り、忘れることができない恋。
すぐに忘れて次の恋愛にいけるほど、簡単ではないのです。
それだけこの恋には思い入れがあります。
別れる前の雰囲気や態度、LINEを待つ日々などは共感することも多いですね。
MVでは3人が夜空の下演奏する姿と、彼氏だった彼を思う彼女が描かれています。
最後には夜ではなく、明け方のような景色に変化しています。ぜひMVと一緒にご視聴ください!
ここからは歌詞の考察をしていきます。
歌詞に迫る
忘れられないことばかりだな
笑った横顔、服の匂いが好きだった
忘れられないことばかりだな
過去形にできる程にはまだまだ強くない
スタンプで終わるLINEがリアル
涙が止まらない
私過去たらし
忘れたくても忘れられないことばかり。
彼のここが好きだったな、こんな仕草や癖があったな、など思い出が沢山あります。
そんな過去を引きずっていることを”過去たらし”と表現しているのかもしれません。
失恋したばかりは特に過去たらしになってしまうものです。
次の恋がすぐに見つかると思いきや、ずっと忘れることができないこともあります。
それだけ好きな人だったのだと改めて思いますよね。
ねぇ、いつから無くなったの?
タバコの前の確認
いつから無くなったの? どうでもいい報告 いつから無くなったの?
出かける前のおしゃれ
てかそもそもあったの?
私への気持ち
付き合った当初は彼も気を遣ってタバコをつける前の確認があったのに、いつの日からか確認もなくなります。
他愛もない話や、どうでもいい報告すらなくなってしまった。
つまり、密なコミュニケーションがなくなったり、自分への配慮がなくなってしまったことに寂しくなるのです。
そもそも私への気持ちは最初からあったのだろうか?彼への不満や不安から、そんなことまで思ってしまうのです。
毎日開催女子会議
恋愛は団体戦
毎日返信待つ夜に
そろそろおさらばしたかったんだ
自分ひとりで彼からの返信がこない日々を過ごすのは辛くて寂しいですよね。
だから毎日のように女友達と集まって、彼の相談をしています。
彼からの連絡がないと、つい友達と過ごす時間が長くなり、スマホの通知がくるたびに期待をしてしまうものです。
忘れられないことばかりだな
笑った横顔、服の匂いが好きだった
忘れられないことばかりだな
車で流れるイケてる音楽好きだった
直ぐに消したBeReal.がリアル
涙が止まらない 私過去たらし
笑った顔も臭いもすべて懐かしくて、なかなか忘れることができません。
彼の好きなものは私も影響を受けて好きになります。彼の車で流れる音楽もカッコよく聴こえるのですよね。
”BeReal.”とは、リアルを共有するSNSアプリを指します。
気持ちが紛れるかと思い一度はダウンロードしてみたものの、うまくいかずにすぐに削除。
ずっと彼のことを考えてしまう日々です。
本当はすぐに分かってた
私の5倍チャラい
認めたくなかった
デートよりクラブ
それでもあなたに近づきたくって
変わっていった
私がラップを聴くようになった毎日に
彼がなかなかの遊び人だということはすぐにわかったけれど、それでも惹かれていく気持ちは止められません。
自分とのデートよりもクラブを優先することも、彼女としてはとても悲しいですよね。
それでも君が好きなカルチャーを自分も好きになろうとラップを聴くようになったり、君色に染まろうと自分の変化がありました。
毎回通知に期待してがっかりして起きる朝
舞いたい程に浮かれた日々
全然永遠に続いていって欲しかった
昨日の夜は待っても返信がこなくて、明日の朝にはきているかも!という期待と一緒に寝るも不発です。
スマホの通知がくる度に期待してしまうものですね。
君と付き合えたことに嬉しくて浮かれたような日々ですが、それも長くは続きませんでした。
”全然永遠に”という表現がリアルでいいですね。
忘れられないことばかりだな
笑った横顔、服の匂いが好きだった
忘れられないことばかりだな
開けたばっかりの鼻のピアスはイマイチだった
消せないLINEに期待がリアル
元カノ想ってるあなた過去たらし
君が開けた鼻のピアスの感想ですら懐かしく思います。
そんな彼には、元カノへの気持ちがまだあるのだと知ってしまいます。
元カノとのLINEが削除されずに残っているのを目にして、彼も私と同じく元恋人を想っている”過去たらし”なのだと皮肉った言い方をしています。
こんなに自分は彼のことが好きなのに相手は元カノを忘れていないなんて、とても悲しいですね。
冴えないほどに夢中だった
私なんかダサかった
会いたいけれども会いたくない
そんなんこんなんであなたが
嫌いにはなれない
彼に夢中で過去の自分を振り返ってみるとダサいけれど、それが自分なのだと納得しています。
本当は会いたいけれど、色々な気持ちが邪魔をして会いたくない。ここには彼への強がりも含まれているのでしょう。
嫌いになりたくても、どうしても嫌いにはなれないのです。
なぜなら大好きだったからです。
忘れられないことばかりだな
笑った横顔、服の匂いが好きだった
忘れたくはない恋だったんだ
いっつも寝ているあなたがちょうど良かったんだ
歌う度に思い出してしまう
それでも歌ってる
私過去たらし
貴方たらし
”忘れられない恋”でもありますが、”忘れたくない恋”だったのです。
結局はどんな彼のことも好きで、愛していたからこそ。
”歌う度に思い出してしまう”歌とは、彼との思い出の曲なのか、失恋ソングなのか、自分で作った曲なのか。
そういう曲は誰にでも1曲や2曲あるものですね。
過去たらしであり、貴方のことだけ忘れられない”貴方たらし”という表現をしています。
ここまで素直に自分の気持ちを歌詞にできるのは素敵ですよね。
最後に
いかがでしたでしょうか。
失恋したり、今付き合っている彼とうまくいかなかったり・・・。そんな時はこの「過去たらし」をぜひ聴いていただきたいです。
共感すること間違いなしです。
アップテンポで勢いがあり、歌いやすいのでぜひ一緒に歌ってみてください。
恋に悩んでいるのは自分だけじゃない、心の支えになってくれます。
十人十色の恋愛があり、みんなそれぞれにオリジナルの思い出があるのです。
大事にしたいですね。