4人組シティロックバンドのセブンス・ベガさんの「SUPPER」をご紹介します!
イントロのギターサウンドから懐かしさを感じる楽曲で、一言で表現するならば「かっこいい!」です。
ベースもラインも凝っており、重低音が心地良いです。
MVでの4人の演奏シーンも含め存在感があり、ファッションもセンス抜群。
レモンサワーとピザが出てくるので、つい食べたくなってしまいます。
好きな人(君)と私の関係を冷静に歌詞にしていますが、”手を食べちゃって”という表現が独特で耳に残ります。
ボーカルのシブヤカンナさんの歌声も楽曲の雰囲気にマッチした気だるさと切なさを出していて最高です。
ここからは歌詞の考察をしていきます!
歌詞に迫る
大抵 電車か車か
自分の美貌に 酔っているだけ
大抵 美味くもない
レモンサワーに 飲まれるだけ
電車や車の窓ガラスに写る自分の美貌に酔っているのは自分自身のことでしょうか。
お酒に飲まれることも知っていて、自分を達観してみているような感じですね。
客観的にみた自分を過大評価するわけではなく、至って冷静なのです。
自分はこんな女性なのだ、と定義しているようにも感じます。
つまんなくなる前に今日は
君のテイクアウト帰ります
気持ち悪くなる前に今日は
君のテイクアウト眠ります
君と一緒にレモンサワーを飲んでいるのでしょうか。
君のテイクアウトとは、君にテイクアウトされる前に私は今日は帰るということなのでしょう。
お酒に飲まれて気持ち悪くなる前に。
頭の後ろに回した手
そのまま美味しくたべちゃって
傷つけてみてよ みじん切り
そうやって残さず食べてしまうとこ
私の嫌いなものまで食べてしまうとこ
嫌気がさしてしまうよダーリン
手を食べるという表現はなかなか馴染みがないですが、君への想いが強くて過激な言葉になっているのかもしれません。手を食べるは比喩で、傷つけるくらいのことをしてほしいという願望にもみえます。
嫌気はさしますが、それでも一緒にいたい気持ちは伝わってきます。
大体 服着て水飲んで
自分の美貌を 取り繕うだけ
大体 ここで君が横たわって
キスをする流れ
君と一緒に過ごすときは大体このパターンというように、流れができています。
それだけ一緒にいる時間が多く、付き合いも長いということですね。
自分の美貌を取り繕おうとするところが乙女心です。
どんな時にも君には綺麗、可愛いと思ってもらいたいもの。
つまんなくなる前に今日は
駅で切符買って帰ります
気持ち良くなる前に今日は
大人しく駅まで送られます
いつもなら君の家で夜を過ごすのに、今日は駅で切符を買って帰宅します。
いつもの流れに飽きて、つまらなくなる前に自分から帰ることを選択。
君に駅まで送られる時、どんな気持ちなのでしょうか。
滴る汗が 私の頬に落ちる
滴る涙 君の枕を濡らす
彼の滴る汗と私の涙。
君は何を想い、私はなぜ泣いているのでしょうか。
自分の気持ちが彼の気持ちを上回っているのかもしれません。
頭の後ろに回した手
そのまま美味しくたべちゃって
傷つけてみてよ みじん切り
そうやって残さず食べてしまうとこ
私の嫌いなものまで食べてしまうとこ
嫌気がさしてしまうよダーリン
傷つけてみてよ
君はいつだって同じ場所にいて、自分の気持ちには応えてくれない。
変わらない、これ以上進展しない関係にモヤモヤしてしまいます。
いっそのことなら、もっと傷つけてほしい、そう願ってしまう気持ちも共感できます。
彼ともっと近くなりたい、そんな強い気持ちがあるのでしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。
歌詞の中にでてくる”手を食べちゃって”というフレーズが印象的ですが、
君と私の距離が縮まらないことに対してのじれったさが表現されています。
クールで冷静な自分でも、恋をすると感情を抑えることは難しい。
彼女たちならではの世界観と魅力がたくさん詰まった楽曲になっていますね。
ぜひ他の曲も聴いてみてください!