羊文学のOOPARTSをご紹介します!
自分の人生がこの宇宙の中でどのような存在なのか、そしてこの先どうなるのか。
はじめから決まっていたって、自分の気持ちだけは一番大切にしたい。
そんな気持ちが歌詞で表現されています。
1曲の中で静も動もあり、転調することで雰囲気が変わり、ひとつの物語になっています。
リスナー自身が主役になれる楽曲、それが羊文学の特徴でもあります。
MVでは歌詞に合わせて舞台の物語のも進行していきます。
それをメンバーが眺めており、最終的にメンバー自身も舞台に登場します。
楽曲の良さがより引き立ちますね!
歌詞に迫る
雄弁な言説にのせられて
勝利の確信に騙されて
僕らのエンパイア 終焉の道をゆく
過去の歴史を紐解いてみると、誰かの雄弁な言葉にのせられて、誰かの思惑のもと帝国は築かれてきました。
終焉の道とはこの先何年後のことを指しているのでしょうか。
数百年後?数億年後?はたまた来年なのかもしれません。
再現ない欲望の果ての果て
飛び出せヒーロー、ブラウン菅の外
地球はオーパーツ 100億年の夢
私たち人間が創りあげたもの、理想の存在、人間の欲望。
それは普遍的にみえて実は千差万別です。
誰もが夢を見て、誰もが夢砕けて、その過程で存在しているのが地球です。
地球自体がオーパーツ(その時代や文化にあっていないと考えられる遺物や工芸品)なのです。
人間同様、完璧でないところが美しいですね。
ねえ、今ならまだ間に合うのに
誰か聞いて、ただ、生きたいだけ
聞いてほしい存在は一体誰なのでしょうか?友達、家族、隣人、それとも世界?
自殺をしたり、この世界に絶望している人が多い中、純粋に”生きたい”と切に願うことは素敵なことです。
青年はビル街で風を切る
コンピューター、蛍光灯、25時
彼らはパラノイア 声は届かないまま
ここのフレーズが大好きです。
宇宙のマクロの話から、いっきに私たちのミクロの世界へ移行します。
見慣れた景色であり、私たちの日常なのです。
現実に見えて、パラノイア(妄想の世界)なのです。
ねえ、今ならばまだ間に合うのに
誰か聞いて、ただ、生きたいの
間に合うとは、何が間に合うのでしょうか?
何かが間に合わない場合、私たちは生きていけないような表現です。
この危機感は直接伝えなくても、現代を生きる私たちにはそれぞれが持っているものなのかもしれません。
時計はチクタクと チクタクと 進む
僕たちはあの星へ逃げる ?
火星へ移住する?月に旅行できる世の中がきた!そんなニュースが目にとまる世の中で、私たちはどんな選択をしていくのだろうか。
時間は刻々と過ぎていく中で、何かに危機を覚えて行動する必要があるのです。
今の地球(星)を捨てて、他の星へ逃げるべきなのか。
時計はチクタクと チクタクと 進む
僕たちはあの星へ逃げる ?
チクタクと チクタクと 進む
僕たちはこの星を捨てる ?
何度も繰り返し出てくるフレーズですが、最も伝えたいことなのかもしれません。
この問いかけに、あなたは答えを出せますか?
沢山の円盤に囲まれて
最高の瞬間を記録した
僕のエンパイア 100年弱の夢
先ほど私たちの住むミクロの世界の話でしたが、再びマクロの世界へワープします。
実は地球の周りには沢山の円盤が周りを囲っているかもしれない。
自分の人生は頑張って生きても100年弱だろうけれど、生きている瞬間に最高の時を刻んでいるのです。
儚くて刹那だけど、尊いものです。
全部初めから決まっているのに
誰か聞いて、いま、見えるの
決まっているとは何が決まっているのでしょうか。
自分の人生の行く末?最後は必ず死んでしまうこと?それとも寿命なのか?
何が見えるのか気になりますね。おそらく未来なのではないでしょうか。
時計はチクタクと チクタクと 進む
僕たちはあの星へ逃げる ?
少し急かれているような気持ちになりますが、事実これは世界で問われていることですね。
答えはないけれど、自分で選択することはできます。
今ならばまだ間に合うのに
誰か聞いて、ただ、生きたいの
未来はチクタクと チクタクと 迫る
僕たちはあの星へ逃げる ?
名言しないけれど、誰もが心で感じていることを絶妙に歌詞にしているのが彼女たちの素晴らしいところです。
想像力を掻き立てながらも、伝えたいことはブレない。
あなたはこの曲を聴いて何を感じましたか?
最後に
いかがでしたでしょうか?
奥深い作品の数々に毎回驚かされます。
この楽曲は私たち人類が宇宙の中ではちっぽけな儚い存在だけれど、その生き様の中に短くも輝く星のような美しさを感じることができます。
不安と期待、既知と未知、そんな相反するものは表裏一体なのだと改めて感じる作品でした。
MVの映像含め、彼女たちの唯一無二の世界観をぜひご堪能ください。