ネクライトーキーさんの「モブなりのカンフー」をご紹介します!
イントロのギターサウンドから元気になってしまう一曲!
MVでのカンフーシーンも沢山みることができます。
自分の生きているこの世界、人生カッコ悪くたって何か爪痕を残したい!
そんなパワフルなメッセージが込められています。
落ち込んでいる時に聴くと、なぜだか元気になっちゃいます。
歌詞に迫る
登場はいつだって
野暮ったい格好で
街を支配するうっせえ警官隊を散らすカンフー
君はもうステゴロ一辺倒
大事な写真ならもっと嫌いになるほど見とけ
ヒーローの誕生に予告はありません。
泥くさくて、まっすぐで、ダサいと思われるくらいがちょうどいいのかもしれません。
暴力的な支配に抗うのは、正義ではなくて、魂の叫びなのです。
「ステゴロ一辺倒」は、不器用で誠実な生き様そのものです。
写真を嫌になるほど見ろと言うのは、記憶の中にある「大事」を何度も反芻して、ピンチに時の強さに変えられると思っているからではないでしょうか。
スニーカーがピカピカなの、少し嫌になってきちゃったよなあ
誰も今は笑えない街中さ
わかってんだろう?
綺麗なものが、ただのノイズになる時があります。
新品のスニーカーすら、今の「現実」と噛み合いません。
笑えない街、見えない空気、みんなわかっています。でも口にはしません。
言葉にしたら、もっと孤独になるかもしれないからです。
緊張感がある、気の抜けない世界だとみんな思っているのです。
だから、ただ問いかけるのです。「わかってんだろう?」と。
怪獣がもうどっかんどっかんやりたい放題だ
無給のヒーローはヤニ切れたままおっ死んだんだって
そんなクソみてえな訃報があるかいなーらーらーらーらーらー
・・・やけっぱちだ
崩壊していく日常に、もはや誰も驚きません。
少し諦めモードが漂っていて、頑張っても報われないのかも、とやる気が奪われている状況です。
ヒーローすら燃料切れで倒れる世界で、誰が正義を信じられるでしょうか。
やけっぱちで歌う「らーらーらー」は、破滅の中の唯一の自由なのです。
もう笑うしかない。いや、笑うことすらできないけど、声は出す。
それが、まだ何かを望んでいる証かもしれないのです。
世界中がキラキラなの少し嫌になってきちゃったよなあ
誰も今はたどり着けないままさ
わかってんだろう?
あまりにも「輝きすぎた」世界は、どこか胡散臭いと思ってしまいます。
SNSの光、資本の光、バズる正しさ。。
インスタを開けばそこにはキラキラした世界ばかりが広がり、これ以外はダメだと言わんばかりです。
自分を無理に取り繕う風習ができていることに、息苦しさを感じているのではないでしょうか。
そこにリアルはありません。だからたどり着けないのです。
「わかってんだろう?」は、仲間への合図でもあり、世界への静かな反抗の言葉でもあるのです。
「人間がこんなにキモイなら
作らなきゃよかった」って
そこまでは言われないように
マシにはなりたいな
それだけでよかった
救いなんて要りません。
ただ、「生まれてきたことを否定されない程度」に生きられたら、それでよかったのです。
完璧でも、強くもなくていい。
ただ、キモくても、生きる価値があると証明したいのです。
この祈りのような独白が、誰かに届くことを願って。
せっかく生まれてきたこの自分の人生、悔いの残らないように生きたい。
そんなストレートでシンプルな感情なのです。
もし僕が漫画の雑魚で
何ページか登場するとして
「なんだかさ、ここが好きなんだよ」
言われてみてえもんさ
それだけでよかった
そういうものでしょう?
主役じゃなくてもいいと思います。これが正しい、こうでないといけないことなんてこの世にはないから。
ストーリーの端っこで、ちょっとだけ誰かの心に残る存在になれたら、それで充分です。
どんな形でも「好きだ」と言われたい。
それだけを願ってる雑魚キャラこそ、誰よりも人間らしくて、愛しいですよね。
そういうものでしょう?と問いかける声は、聴く人すべてに重なっていきます。
自分だけではなくて、皆も案外そう思ってるんじゃない?と聞いているようです。
今生はいつだって
もうステゴロ一辺倒!
派手な武器も、守ってくれる制度もないけれど、それでもやるしかありません。
拳ひとつで、全てを賭けて進む。負けても、ボロボロでも、自分のやり方で生き抜くというのは、そういうことです。「ステゴロ一辺倒」──それは、妥協なき魂の叫びなのかもしれません。
人生が終わる時に、自分やりきったなー!と思える生き方がいいですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。
人生とは泥臭くて、正解がなくて、自分にしか変えることができないものです。
誰かの正解は自分にとっての正解ではないし、SNSでキラキラしている世界が全てでもない。
それを誰もが知っているのに、時々息苦しさを感じてしまう。
最後に自分が納得できればいいのです。自分らしい人生を生きることができるよう、
背中を押してくれる歌詞ですね!
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