美根さんの「モダンガール」をご紹介します。
美根さんの唯一無二の世界観にどっぷりと浸れる一曲です。そしてその歌唱力にも圧倒されます。
「自分の足で立ち、進む小粋さ」と表現しているこの曲には、世間が求める正解や振る舞いに踊らされないで、自分自身で決めて生きていく素晴らしさが描かれています。
自分の意思で判断し、自分の足で歩いていく。現代の女性らしい考え方でもあり、強さでもありますね。
MVに出てくる邸宅や街並み、色のコントラストが非常に美しいです。
ぜひ何度も聴いてみてください。
歌詞に迫る
モダンガール パンプスを履いて生きてる
モダンガール 毎晩祈っている
アーメン
モダンガールと聴いて思い浮かべるのはどんな印象ですか。
”モダン”とは、古典的で形式ばったものとは逆で、新しいスタイルや風を感じさせるものです。
モダンガールは、世間の常識や正解にとらわれず、自分の良いと思うものを突き詰めていくのでしょう。
モダンガールが履いているパンプスは何色なのか気になります。
そして、毎晩何を祈っているのでしょうか。
モダンガール 正気なふりは嫌でもできる
モダンガール 私が描くストーリー
アーメン
アンテナは曲がったまま 未来を受信し続けてる
本当の自分を隠して生きることは辛いこと。
正気なふりはできても、自分らしく生きることはなかなか難しいのがこの世の中です。
誰かと同じだと安心する人、逆に自分がかき消されてしまうことに不安になる人、様々います。
自分が描く未来は一体どんな世界なのか、自分だけが知っているのもワクワクしますね。
牡丹をさせば きっともっと綺麗になれる
踊ろよ この世でもっと あぁ ため息は真っ赤っか
牡丹の花を見たことがありますか。
真っ赤で存在感があって、とても美しい花です。
牡丹を身に纏えば、もっと自分が輝く。そう信じています。
この世界で踊る=この世界でもっと自由に振る舞い、思うがままに生きようというメッセージとして受け取れます。
モダンガール ステップ踏めばダンスホール
モダンガール 誘うキネマのワンシーン
アーメン
ダンスホールという言葉もレトロな雰囲気を感じさせますね。
キネマのワンシーンは、映画の中の主人公のように存在感があって、自分が人生の主役であることを思い出させてくれるのです。
街を歩くだけでも、誰かと目が合うだけでも、誰かを虜にしてしまいそうなモダンガールが目に浮かびます。
狂おしいほど私を愛せるの 何を恐れてるの
日常を嘆く 女は病院送り
触るな!私、気は確か! あぁ ため息が真っ赤っか
ちょっとやそっとでなびかない、高貴な女性であるモダンガールを愛することはなかなか難しい。
遊び半分で近づいてきたら火傷をしそうな雰囲気です。
自分の命をかけても愛することができるの?と問いかけるようなモダンガール。
病院送りになる女、自分で何も努力せずに嘆くことだけする女性を揶揄しているのでしょうか。
だからこそ、自分に触るな!と自分は違うのだと、過激な表現になっているのかもしれません。
「人を呪わば穴二つ」だなんてナンセンス 笑わせないで
私じゃなきゃ叶えられない野望 あなたは邪魔なだけ
牡丹をさせば きっともっと綺麗になれる
踊ろよ この世でもっと あぁ ため息は真っ赤っか
「人を呪わば穴二つ」とは、「人を呪い殺そうとすれば、自分もまた呪い殺されることになるので、墓穴が二つ必要になる」ということわざです。
自分にしかできないこと、叶えたい野望があります。それを邪魔する人は許さない。
賢くて、自分に自信があり、信念を貫く女性はかっこいいですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。
誰かに媚びたり、自分を隠したり、誰かの言いなりになったり、そんな女性とは正反対のモダンガール。
強く、しなやかに生きていくモダンガールに心が奪われそうになります。
独特な雰囲気と中毒性のある楽曲、もうあなたはモダンガールの虜になっているかもしれません。
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