mibukiさんの「涙の成分」をご紹介します!
命をテーマに歌うmibukiさん。
優しくも時には力強く歌い、心に寄り添ってくれる声に何度救われたでしょう。
自分の心と身体は不思議と呼応して涙が出るけれど、その涙にも成分があります。
悲しい時の涙、嬉しい時の涙。そんな風に見えない心や気持ちを可視化してくれるのが涙だとしたら、
とても素敵な贈り物を神様にもらっていますね。
MVも楽曲の世界観をより一層際立たせてくれる素敵な映像なので、ぜひ一緒にご視聴ください。
歌詞に迫る
気持ちや心で変わっていく
人の身体は不思議なことばかり
きっと青空の下胸に手を当て
小さな身体に魔法をかけたのだろう
この不安も涙も重たいこの気持ちも
息をすってはいて全て消してしまおう
気持ちも心も目には見えないものですが、その変化と一緒に身体も変わっていくのが人間の不思議なところです。
普段このようなことに気がつかなくても、気持ちが揺らいだり上下した時に感じますよね。
魔法をかけたのは誰なのでしょう。
もし落ち込んでしまった時はこの不思議を活かし、深呼吸して消してしまおうという素敵なフレーズです。
涙の成分で腫れた心溶かすように
笑いかける君につられて笑う
きっと神様は目には見えない心に
寄り添えるようにと
そっと願いを込めて
命を吹き込んだのだろう
涙には成分があり、それは心を癒す効果があります。
目には見えない感情だからこそ、君の笑顔につられて笑ってしまったり、
涙に心が癒されたり、心の変化を感じることができるのですね。
そんな風に命を吹き込んだ神様が愛おしく感じます。
嬉しくて泣いたあの日
気持ちで涙の成分が変わることを知った
辛くて泣いたあの日初めて
胸の痛みを人の優しさを知った
私にできること唄をうたい続けること
この世界で溢れている悲しみをそっと
溶かしたい
悲しい時、嬉しい時、どちらも同じく涙が出ます。
しかし、同じ涙でも成分が違うように感じます。
涙は心のバロメーターのような役割なのかもしれませんね。
人は誰かのために生きたい、役に立ちたいという気持ちが根底にありますが、歌うこともそのひとつです。
少しでも誰かの悲しみを溶かしたい、そんな気持ちが美しいです。
涙の成分が目に染みて腫れた
可視化された感情に私気づくから
きっと神様は目には見えない心に
寄り添えるようにと
そっと願いを込めて
命を吹き込んだのだろう
泣いた次の日は目が腫れてしまいますね。
それをこんな風に表現できるのはmibukiさんならではです。
”可視化された感情”に向き合うことも、次に進むステップです。
自分の心や身体に起こる変化も俯瞰してみることができる歌詞にあっぱれです。
笑って泣いて怒って悲しんで
今日も息をしているのに
余裕がなくて時間もなくて
生きているそんな当たり前なことも
忘れてしまいそうになるんだ
日々生きていると忙しさと余裕のなさ、それでも感情はなくならずに何かを感じています。
沢山の感情が生まれる中で、一つ一つに向き合うこともできない。
生きることは異なる感情の連続です。
生きていればきっと
笑える日が必ずくると言っていた
君の顔を思い出していた
きっと神様はどんな時も上を向いて生きている人には
奇跡を起こせるようにと命を吹き込んだのだろう
人間生きていると、ずっと悲しいという感情や、逆にずっと嬉しいということはありません。
常に周りの環境や自分と他人の変化に連動して変わっていきます。
だからたとえ今がすごく辛くても、必ず笑える時がきます。
それを知っているからこそ、上を、前を見て生きることができるのでしょう。
最後に
日々を何気なく過ごしていると、自分の感情や心の変化に気づくのがつい後回しになってしまうこともありますが、心と身体は正直に私たちに教えてくれます。
「涙の成分」はとても優しくて、愛に溢れた楽曲でした。
悲しいことがあった日、うまく笑えない時にもぜひこの楽曲を聴いていただきたいです。
きっと、あたたかくて、少しだけ優しい気持ちになれるはずです。