4s4kiさんの「ねえ聞いて」をご紹介します!
心の中の変化や気持ちを真っ直ぐに表現している歌詞が胸を打ちます。
4s4kiさんの個性的で唯一無二の歌声が語りかけるように、寄り添うに包んでくれます。
MVでは緑の中で4s4kiさんが歌う様子がとても美しいです。
素直な言葉が共感を呼びますね。
歌詞を探ってみたいと思います!
歌詞に迫る
傷ついてしまった時の大袈裟なリアクションでさえ
誰かを演じないと損だろう(損だろう)
本当のことばっか言えなくて でも隠してる意図も覚えてないよ
You know, you know
求められる性急な結論バイアス
大人になる中でいつしか身についてしまった処世術は、だんだん心の中で違和感を覚えることもあります。
誰かと関わるたびに、こんな振る舞いがちょうどいいのかな、本当の自分は違うのに・・。
隠す必要もないですが、無意識にそのように行動してしまうのはなぜなのでしょう。
きっと、相手からも世間からも無意識に求められている振る舞いをしてしまっているのですよね。
この世の中タイパ(タイムパフォーマンス)を意識する人も多く、結論から話さないといけない雰囲気も苦しくなってしまいます。
傷ついてしまわないように「大丈夫」は張り付いて
期待しないくらいには汚れたんだろう yeah, yeah
それでも信じていたくって けどアホみたいに悲しくなるのわかってる
You know, you know
ずっと眠ってたいよ
いつしか自分を守るために、本当は大丈夫ではないのに”大丈夫”と言ってしまうことにも慣れてしまいました。
自分らしくいる、素直に思ったことを言いたいけれど難しいのです。
それをあなたも知っているでしょ?
そんな世界ならばいっそのことずっと眠っていたいという皮肉が込められています。
全然君はわかってないし
剥がれたシールが白い跡に
消えないからさ
貼らないでおこう
なんて都合の良い脳みそだったんだ
シールを剥がしても結局貼った跡が残ってしまうのだから、最初から貼らないでおこう。
これは人生においても人間関係においても同じことが言えますね。
何か行動をすればそれはなかったことにはできなくて、最初から何もしないほうがいい。
理解したうえで、あえて”貼らない”という意思決定をしているところが”都合の良い脳みそ”なのかもしれません。
聞いて
君と出会えて本当に良かった
ねえそれだけ
こんな単純な言葉一つ
笑われてしまうような こんな時代で
愛してる 愛してる 愛してる
笑って
このサビの部分は非常にストレートな感情表現になっています。
冒頭では自分の意思とは反した、相手の求める行動をとって矛盾を感じていましたが、
本当の自分の気持ちを素直にまっすぐにぶつけています。
”出会えて本当によかった”と思える人がいるのは素晴らしいことですね。
そんな君に伝えたい気持ちが、”愛してる”。
3回繰り替えすところがまた想いの強さを感じます。
てか外から聞こえる配線工事の音がめちゃくちゃにうるさいな
黙って愛について詩を書いてるこの部屋とのギャップやばいな(ya)
恥ずかしいからさ 他愛も無い日々を挟んだりしてる through the night
You know, you know
まだ嘘に付き合って
愛について詩を書いているなんて、まさにこの楽曲のことだ!と思いますね。
確かに自分の心の中と向き合ってるのと外界とのギャップがすごいです。
素直な愛のメッセージだけでなく、照れ隠しのために日常のエピソードも入れたりして。
乙女なところがあって最高です。
寝れない夜は君を想うよ
今すぐ来てなんて思っちゃうけど
きっと僕は
言わないからさ
こうやって別の形に残しておくよ
君を求めているけれど、それを素直に君に伝えることができない。
だから心の中で君を想い、別の形(愛についての詩)で残します。
ひそかに、でも強く君を想う気持ちが現れていますね。
聞いて
君と出会えて本当に良かった
ねぇそれだけ
こんな単純な言葉一つ
笑われてしまうような こんな時代で
愛してる 愛してる 愛してる
笑って ooh, yeah
Ooh-huh,huh
”笑われてしまう”ような時代でも、こうして素直に気持ちを記すことができてかっこいいですね。
不器用でも、誰に何を言われてもこの気持ちは変わることがない、そんな思いが込められています。
ねぇ聞いて
もう悲しませないように
誓うから
ねぇ許して
こんな混沌とした人間も
出会えて良かったと思える幸せ
愛してる 愛してる 愛してる
それだけ
君にどうしても伝えたい、ただ愛していると。
人間が混沌とした生き物だとしても、それでも大切な人に出会えたことの幸せは揺るがないのです。
その気持ちを感じることができて幸せそうです。
愛する人に出会えたこと、人を愛する気持ちを感じられることに感謝をしています。
最後に
いかがだったでしょうか。
大切な人に出会えた喜び、愛することができる幸せ、そんなシンプルだけど熱い思いが込めれています。
この曲を聴くと心が洗われたような、大切なものに気づかせてくれるような気持ちになります。
普段はなかなか素直に言えないことでも、心の中では大切に思っていて、やっぱり相手に伝えたい。
だからこそ、曲の題名も「ねえ聞いて」なのでしょう。
もしリスナーの方でも同じ気持ちの方がいたら、大切な人に伝えてみるのもいかがでしょうか。