しろつめ備忘録さんの「アクセルペダル」をご紹介します。
イントロのギターがどこまでも広がる青空のようで、伸びやかでテンションもあがりますね。
ボーカルのおはらはなさんの柔らかい歌声が、張り詰めた気持ちをほぐしてくれる感じです。
ひとりでいる時の自分はいつも気づくと君のことを考えてしまう、フラットだけど人間味のある歌詞の内容になっていました。
MVでは車のCMかと思うほど、水色の車でドライブする様子が素敵です。
バンドメンバー皆の表情と楽曲の雰囲気もマッチして、爽やかな風を感じられます。
ぜひMVと一緒にご視聴ください!
ここからは歌詞の内容を考察してみたいと思います。
歌詞に迫る
君のこと少しは分かってるつもり
ぬるい風吹く日に連れ出した理由も
気づけば退屈が嫌いな君の性格
うつってしまったみたい
どうしようもないね
ひとりでどこまでもゆく憧れのハイウェイ走る
ただこの瞬間君がいたらどうかなって思う
君と出会っていない自分の人生と、君と出会ってからの人生では変化が大きいと感じています。
君と一緒にいることで、自分にも君の要素が入ってきて似てきた部分もあります。
たとえ一人でハイウェイを走ったとしても、君がいたらどうかな?と思ってしまう。
君を想う気持ちが読み取れますね。
何も無かったかのように世界は続く
文字比べした日々も置き去りになる
思えば今の僕の自由とやらは
君から教わったものばかりだ
ひとりでどこまでもゆく
世界も日常も、自分の周りでは何もなかったように進んでいきますが、自分の中では変化が生じています。
自分だけの世界に、君という存在が現れたこと。
少なからず君の影響を受けて、今までの自分とは変わったところがあると実感しています。
君と一緒にどこまでもゆくのではなく、あえて”ひとり”で行くところがポイントです。
海までひとっ飛びなのさ
ただ同じものを見てどう思うかなって思う
大人のつもりの僕まだきっと子供のまま
ただこの瞬間君は何を好きでいるかなって
ひとりでどこまでも行った先に辿り着いたのは海だったのでしょうか。
ひとりでいても、どこにいても、いつだって君のことを考えてしまう。
生きていて、そんな存在に出会えたことは非常に素敵ですよね。
君は何を思うかな?何が好きかな?と考える時間は幸せな時間なのだと思います。
デイバイデイ 変わってゆく
デイバイデイ 薄れる
最後に繰り返されるこのフレーズは、だんだん君との思い出や存在の大きさもフェードアウトしていくことを示唆しているのでしょうか。
最後に
いかがでしたでしょうか。
天気の良い日にドライブで聴きたくなる楽曲で、歌詞のように海までひとっ飛びしてしまいそうです。
歌だけでなく、しっかりと楽器を聴かせるパートもあり、聴き応えも満点。
歌詞の中では、君と一緒にいる情景はないのに常に君を思う主人公がいます。
そうすることで君がどんな人なのかを想像することができますね。
題名の「アクセルペダル」とは、もしかして君の存在を比喩しているのかもしれません。
爽やかで心まで軽やかな気持ちになれるこの楽曲、ぜひ何度もご視聴ください!