Klang Rulerさんの「プライスレスボーイ」をご紹介します!
どこか懐かしい、平成を想起させるような楽曲とMVの世界観がノスタルジーを感じさせます。
ポップでキャッチーな中にも切なさがあり、あの頃の景色を思い出させてくれますね。
MVの映像もどこか平成の名残があり、たまごっちやガラケーも出てきて懐かしいです。
特徴的な歌声と歌詞に込められたメッセージが胸を揺さぶります。
ここからは歌詞の考察をしていきます!
歌詞に迫る
臆病なランデブー 空はコバルトブルー
汗ばむ肌 君にバレないように
二度ない瞬間 シャッターを切っては
変えがたいなぁ なんて 浮かれちゃって
”ランデブー”と”コバルトブルー”は韻を踏んだ歌詞になっていますね。
君の姿、もしくは二人の姿を写真に収めようとする際、特別な今という瞬間を切り取る感じで、思わず汗が滲みます。でもそんな自分を君に悟られたくない私。
刹那という言葉は一瞬の儚さや、かけがえのないものをイメージしますが、まさに君との時間は刹那的なのかもしれません。君は替えのきかない存在なのです。
プライスレスボーイ 君はかけがえないない
プライスレスボーイ 誰も邪魔させない
プライスレスボーイ どこまでもとなりで
笑ったり泣いたりしたい プライスレスボーイ
”プライスレス”とはお金で買えない、金額がつけられないことを意味しますが、君の存在はまさにプライスレスなのです。
そんな君の隣で、誰にも邪魔をされずにいつまでもいたい。
かけがえのない存在だと思えば思うほどに、このような感情が生まれるものです。
人を好きになると誰もが味わうのではないでしょうか。
私の救世主 いますぐ call my name
長い夢から まるで醒めたみたい
君は私の救世主で、そんな君に私の名前を今すぐ呼んでほしい!
長い夢から醒めた感覚は、現実世界に引き戻されたような感じでしょうか。
不安を感じているように思えます。
ひび割れてる二世代前 携帯のロック画面はダレ?
気になってしつこく聞いたね 夏休み 木陰七日目
泣いた喧嘩 漕ぐ 自転車 錆びたチェーンじゃ
すぐに君は追いつくんだ なんだかそれが嬉しくて
二世代前のひび割れた携帯電話。それは君の携帯で、ロック画面に映る人物が気になります。
その人が君にとってどんな存在なのか確認したくてしょうがないのです。
夏休みの7日目に木陰にて、というシチュエーションでしょうか。
喧嘩をして泣いたり、錆びたチェーンの自転車は漕いでも君に追いつかれてしまうこと、すべてが思い出になります。そしてその瞬間を大事に心の奥にしまう。
二人の情景が目に浮かびますね。
プライスレスボーイ 君はかけがえない
プライスレスボーイ 誰も邪魔させない
プライスレスボーイ どこまでもとなりで
笑ったり泣いたりしたい プライスレスボーイ
君と一緒にこの先も泣いたり笑ったりしたい、どこかで終わりがくるかもしれないことに若干の不安もあります。
こんなに大切な存在に巡り会えたことは人生においても素敵なことですよね。
キットカットわけあうあの子と君
嫉妬何度して疑ってばかり
今じゃ器用に本音は蚊帳の外
もう一度話がしたいよ ほんねの
キットカットはちょうど半分に割れるので、それをわけあっている様子を見てしまいます。
1つのキットカットをわけあうということは、それなりに近い存在なのだと伺えますね。
そこに心配するのは当然のことかもしれません。
自分の本音を君に伝えることができないまま時間が過ぎていきます。
”本音”と”ほんね”には違いがあります。君とは”ほんね”で話したいのです。
プライスレスボーイ
プライスレスボーイ
いますぐ会いに行くよ
あの場所 変わんないよ
あの場所とはどこを指すのでしょうか。
夏休みに二人で過ごしたあの木陰でしょうか。
君との思い出の場所だということはわかりますね。
プライスレスボーイ
どこまでも隣で笑ったり泣いたり キラリ
”キラリ”は涙を意味しています。
笑うことも泣くことも、自分の本心でありのままに振る舞っている様子が伝わります。
プライスレスボーイ
プライスレスボーイ
プライスレスボーイ
君はかけがえない
プライスレスボーイ
プライスレスボーイ
プライスレスボーイ
誰も邪魔させない
君を大切に想う気持ちが強く表現されています。
誰にも君をとられたくない、ずっと一緒にいたい。
最後に
いかがでしたでしょうか。
特別なことはなくていい。特別な存在の君と一緒に過ごすことが自分の幸せ。
時には君を取り巻く環境や人に嫉妬をしてしまうけれど、いつも君のことを想っている証ですね。
自分の心に蓋をしないで、本音で君とぶつかることを恐れないことも素晴らしいです。
懐かしさを感じることができる魅力的な楽曲でした。
共感するところもたくさんあるのではないでしょうか。
ぜひ他の楽曲も聴いてみてください!