PEDROさんの「 NIGHT NIGHT」をご紹介します!
疾走感のあるイントロからスタートし、キャッチーな楽曲と個性のある歌声が特徴的。
MVでは3ピースで演奏する姿と、観客が最後は自分らしくありのままで音楽を楽しんでいる様子。
ギターのテクニックが素晴らしく、楽曲自体も聴き応え満点です。
歌詞では、この世界を俯瞰して皮肉を込めたフレーズもあるなか、自分にとって大切な存在に出会えたことに感謝する気持ちも表現されています。
ここからは歌詞の考察をしていきます!
歌詞に迫る
一体ここは何処のどんな奴らに
この世界は操られているのかね
一体ここは何処のどんな奴らに
好きなように操られているのかね
まるで友達や親しい人に向かって問いかけているかのような口調が良いですね。
自分たちの生きる世界を得体の知れない存在に操られているように感じています。
最近ここの地域も物騒で、、なんて言葉が後に続くような雰囲気です。
少なからず、誰かに好きなように操られていることに不満を持っています。
目を覚ませば真っ昼間
二人きりなりに息している
男女の行方はどうなっていくことでしょう
夏よ くらくらに yeah
二人きりの男女は恋人同士なのでしょうか。
夜更かしをして寝落ちして、気づいたら真昼になっていたようなイメージですね。
季節は夏で、この二人がこの先どうなるのか。まるで何かの物語を俯瞰してみているようです。
なんだ?
心臓がぎゅうっと潰される 嫌いだ大嫌い pain
わかってるんだよ わかってるけど
足掻きまくりだよ ナンセンス 今は
運命とか必然なんてもうクサいこと必要ない君のグッドナイトはとてもよく効く
いなくならないで 不確かです 願い
自分の意思に関係なく、心臓が潰されるような感覚ってありますよね。
あの痛みと不快感を思い出します。
”運命”も”必然”もそんなクサいことはもう関係ないし、いらない。
だけど、大好きな君からの「おやすみ」だけは心を癒してくれます。
”効く”というフレーズが最高です!
一体そこは何処のどんな奴らに
この世界は操られているのかね
一体そこは何処のどんな奴らに
好きなように操られているのかね
冒頭のフレーズでは”ここ”だったのに対し、”そこ”に変化しています。
自分のいる世界ではなくて、どこか違う場所のことを指しているのでしょう。
ここでも誰かに操られていることに若干の不満も抱えながら問いかけています。
青に染まったワンルーム
純真無垢は音にのる
男女の行方はどうなっていくことでしょう
夏よ ぐわんぐわんに yeah
ワンルームが青に染まるとは何を意味しているのでしょうか。
空気が凍るような出来事があったのか、青い壁紙に塗り替えたのか、空の色が反射したのか・・。
先ほどの男女の行方はその後どうなったのでしょう。
夏の真っ只中、くらくらよりももっと熱を増してぐわんぐわんになっています。
やめて
心臓をぎゅうっと潰すのは 嫌いだ大嫌い pain
まぼろしかな まぼろしじゃない
日常に共存したい
今は
奇妙な縁をもたらしたこのクソ素晴らしい世界で
君のグッドナイトを聞き続けてたい
消えちまいそうで 不確かです 願い
不安覚えるほどに風景きらめいて
なぜ心臓を潰すような感覚を覚えるのでしょうか。
心臓は心と繋がっているのもあり、心が辛いと悲鳴をあげているからかもしれません。
それでもこの世界に生まれて、君という大切な存在に出会えたことに感謝をしています。
いつまでも君からの「おやすみ」を聞いていたいという、切実で乙女な部分もある願いが素敵ですね。
”クソ素晴らしい”や”消えちまいそう”のように、少しやんちゃな言葉を使いながらも、なんだかんだこの世界に愛を持っているのです。それが伝わってきますね。
なんだ?
心臓がぎゅうっと潰される 嫌いだ大嫌い pain
わかってるんだよ わかってるけど
足掻きまくりだよ ナンセンス
今は
運命とか必然なんてもうクサいこと必要ない
君のグッドナイトはとてもよく効く
いなくならないで 不確かです 願い
この世界で生きることに反発することも、理不尽なことも、誰かに牛耳られていることも色々ありますが、そんな思い通りにいかない不確かな状況でも君の存在が支えてくれます。
最後に
いかがでしたでしょうか。
キャッチーな楽曲の中に、世間に対する疑問や、自分の心のあり方などを赤裸々に歌詞にしています。
パンクでロックなところ、まっすぐなメッセージが心を揺さぶります。
この楽曲を聴いてあなたは何を感じましたか?
色々なことはあるけれど、この世界で生きることに感謝をして、愛を持って生きているのだなと感じました。
他にも素敵な楽曲が沢山あるので、ぜひ聴いてみてください!