シンガーソングライターSUZUNEさんの「勿忘草(わすれそう)」をご紹介します!
アコースティックギターの指弾きと、SUZUNEさんの優しく儚く歌う姿が魅力的です。
まだ髪が長かった頃は、二人が愛し合って楽しい日々だったのに、いつの日かすれ違うようになってしまいます。他人になってからは伸ばしていた髪も切って違う人生を歩んでいきます。
勿忘草の花言葉は”真実の愛”ですが、二人の日々もいつの日か忘れてしまうことを寂しく思ってこのタイトルにしたのかもしれません。
歌詞を考察していきます。
ワンマンライブでの映像とともにぜひご視聴ください。
歌詞に迫る
短く切った髪が風に揺れる頃
二人で感じた喜びも悲しみも
忘れちゃうのかな
髪の長さが、時間や季節とリンクしていますね。
長い時は二人が恋人としてうまくいっていた時、短く切った後は一人になってしまった今を指しています。
短く切った頃には、大事な二人の思い出も忘れてしまうのかと寂しく感じるのです。
書きかけのラブソングは季節を巡って
悲しみをふちどった瞳も
もう違う誰かを映してるのかな
失くした恋の傷を覆い隠すように今
書きかけのラブソングとは、書き終える前に二人はお別れてしてしまったのでしょうか。
大事な人に最後までラブソングを伝えることはできなかったのでしょう。
私を映していた瞳も、今は違う誰かを映しているかもしれない。
そんなことを思うと胸が締め付けられますね。
恋を失くして傷を追っている今、相手の今や過去の思い出などを振り返ってしまいます。
一緒に居たくて二人になったの
二人でいるのが辛くなってきた
このフレーズも共感する方は多いのではないでしょうか。
最初はお互いに好きで二人でいることを選んだのに、だんだんとすれ違って二人でいることが辛くなってしまう。
悲しいことですが、同じ時間を過ごして前進した結果なのです。
伸ばし続けた髪が
風に揺れてた頃
こんなさよならで二人終わって行くこと
気づけてたらな・・・
恋の傷を負い、別れを経験した後には「あの頃気づけていたら・・」と思うこともあります。
結果論でしかなく、渦中にいる時は二人が愛し合っていたのは事実です。
こんな思をするくらいなら出会わなければよかったと感じますが、その経験もとても重要なのです。
誰かを好きになるということは、頭で考えるよりも心が動くものだからでしょう。
手付かずのラブソングは色付かないまま
味のガムみたいにくたびれてる
同じ景色を見ていたかったのに
二人の視線はもう交わらない
書き途中のラブソングは続きを書くこともできず、どんどん色褪せていくようです。
この先も一緒にいたい、一緒にいるはずだったのに・・。
お互いの気持ちが変わってしまった以上、もうラブソングを伝えることはないのでしょう。
二人の未来を信じてきたけど
それももう終わりだね また他人になる
嫌いになりきれないまま
甘い日々の記憶を抱いて
別れの理由は色々あると思いますが、”嫌いになりきれないまま”というフレーズが胸に刺さります。
嫌いになって別れるのなら未練も残りません。二人の甘い日々を大事にこれからも生きていきます。
未練が残ることが悪いことではありません。それほど大切な恋をしたという証です。
他人に戻りますが、出会う前の二人には戻れません。
相手のことが本当に好きだったのだと伝わってきます。
短く切った髪が
風に揺れる頃
二人で感じた喜びも悲しみも
忘れちゃうのかな
好きな人との思い出をいつか忘れてしまうのかもしれない、そんな不安もありますが、歌詞にもある通り時間が解決していくものです。
別れたばかりの頃は誰でもこのような気持ちになりますね。
最後に
いかがでしたでしょうか。
お互い好きで一緒にいたのに、いつのしか辛くなってしまうのは恋愛でもよくあります。
最終的にお別れをしても、大事な人との思い出は消えません。
髪の長さが時の流れを表現しているところは、失恋をすると髪を切る人が多いのもあるのでしょうか。
今恋に悩んでいる人、同じような経験がある人も共感することが多いでしょう。
ぜひ何度もご視聴ください!